ビジネスモデルとの葛藤!?
素人が乗ってもすぐにわかるくらいに、カローラツーリングの走りの進化はBMWのFFモデルやVWを駆逐してしまうくらいのインパクトがある。トヨタもかなり自信を持っているようで、焦ることなく「プレミア感」を演出しつつ限定の高性能エンジンモデルを500台ずつ小出しにするようだ。北米市場ではこのエンジンがカローラセダンに搭載されているので、供給体制は問題ないのだろうけど、カタログモデルにしてしまうと売れすぎてHV戦略に齟齬が生まれてしまうのだろうか!?国交省も認可を出す上でトヨタなどのメーカーと「意見交換」をしているのかもしれない。参考人招致で章男社長が呼ばれたりするのか!?
禁断の比較
乗ったことあるクルマ同士の比較で恐縮だけど、F30系BMW3シリーズツーリングや7代目ゴルフなど日本市場でも人気で売れた輸入モデルと比較しても、カローラツーリングはコスパに優れている。ドアを閉めた時の質感はこの3台はかなり近いし、静粛性も同じくらいのレベルだ。ハンドルは3シリーズツーリング、ゴルフ、カローラツーリングの順で手応えがあるが、中速域に入れば3台とも同じくらいで、いわゆる「しっとり」したハンドリングに変わる。アクセルやブレーキのフィールは、まだまだカローラツーリングは「緩い」感じがするけど、その代わりに自然吸気エンジンの吹けあがりがスッキリとしていて好印象だ。