CVTの進化
CVTのカローラツーリング、DCTのゴルフ、トルコン8ATの3シリーズツーリングで、使用するミッションは見事に分かれている。好みが分かれる部分なので一概に優劣はつけられないけど、スムーズさなら3シリーズ、ダイレクト感ならゴルフという意見は同意してもらえそうだ。フィールにおいてCVTの良いところを強調するならば、出足の充実したトルク感だろうか。踏み始めから加速準備がしっかりできていてワンテンポ早く加速モードに持ち込める・・・という意味でクルマとの一体感が確かに感じられる。
スポーツカーか!?
1.8Lガソリンエンジンモデルでも、1250kg程度のカローラツーリングはあらゆる加速レンジがイメージ通り展開するし、ちょっとトルクステア気味になる領域でも、ハンドリングによる修正舵が案外にいい感じで決まる。直進安定性という意味では3シリーズツーリングやゴルフが上かもしれないが、この2台を相手にしてもヨー方向のコントロール感はカローラツーリングが抜きん出て楽しめる。ボデーサイズが違うのでピンとこないかもしれないが、ヨー方向制御が楽しいクルマといえば、MINIだったり86やロードスターが頭に浮かぶだろうけど、3シリーズツーリングやゴルフよりも、ずっとカローラツーリングはこの領域に近い乗り味が楽しめる。