王者!?
ヤリスクロスの過激なセッティングとは真逆で、カローラツーリングは地味だけど堅実なまでの「素材の良さ」を見せつけている。同じCセグのメルセデスAクラスやBMW1シリーズといった「高級モデル」と比べても、剛性で負けてない。特にHVの最上級モデル(W✖︎B)は、静粛性とシートの質感でドイツのプレミアムを意識したクルマ作りを見せている。これで本体価格が200万円台とは恐るべきコスパ。プリウスの上位グレードでは平気で300万円台半ばだったけども、このツーリングでは意地で300万円以下に収めることを徹底している。
絶妙なスペック
Cセグで300psオーバーのハイスペックモデルが欲しければドイツ車を選ぶ意味もあるだろうけど、150psくらいの標準的なCセグスペックを求めるなら、カローラとMAZDA3の壁を越えるのは難しいと思う。さらにカローラツーリングは、MAZDA3のスカイXモデルを牽制すべく再び2Lダイナミックフォースエンジン搭載の限定モデルを500台限定で発売した。価格は266万円だそうで、これでは即日完売なはず・・・。トヨタ販売店の多くが3月決算を終えて4月1〜4日くらいまで休業なので、開いているディーラーまでわざわざ出向いた人もいたのか!?