トヨタの義挙
「HVを選ばない人は変なヤツ」そんな声すら聞こえてきそうな、この10年余りのトヨタの偏屈なラインナップからは想像もつかなかったけど、そこから一転して「自然吸気ガソリン」の気持ち良い噴け上がりがジワジワ染み入るモデルで畳み掛けて来るとは・・・。もしかしたら「一過性」のものなのかもしれないが、少なくとも先ほど挙げた、低燃費、高品質化、大型化、重量増、高価格化の「五重苦」から抜け出せない日本市場の悩ましい現状に「救いの手」を差し伸べてくれたのはトヨタだけだった。新型フィットにも「RS」を望んでいたユーザーもいるだろうし、MAZDA3に北米向けの2.5L自然吸気版が手頃な価格で日本市場に導入されることを望む声もあっただろうけど、ホンダにもMAZDAにもどうやらそんな余裕はないみたいだ・・・。
新しいブームがやって来る!?
テスラモデル3が手頃な価格で日本市場でも販売されている。ハリアーを買う感覚で「ハイテクギア感」溢れるモデルが手にはいるのだから、そりゃユーザーも動くだろう。ピュアEVではなくても、手頃な価格で走りが個性的なモデルがあればユーザーは集まる。86、NDロードスター、ジムニーくらいに尖ってなくても、ヤリスクロスやツーリング2L版でもユーザーは十分に殺到している。なんか新しいトレンドができそうな予感がある。