トヨタの鉄壁ラインナップ
やはり圧倒的な数字のトヨタは、ダイハツOEMモデル(全て5ナンバー)を含んでないので、決して下駄を履かされた数字ではない。アルファード、ハリアー、カローラ、ヤリスクロスがそれぞれ1万台前後の売り上げで、この主力4車種で半分を占めている。乗り出し価格の目安として、アルファード(400万円)、ハリアー(350万円)、カローラ(300万円)、ヤリスクロス(250万円)と律儀に刻んでいて、3ナンバー志向のユーザーの多くをカバーしている。補完モデルとしてクラウン、カムリ、プラド、RAV4、プリウス、C-HR、ヴォクシー、86が控えている。これではホンダや日産のラインナップでは苦戦もやむなしか・・・。
ものづくりの原点
年間300万台以上の圧倒的な国内生産を誇るトヨタと同じように、日本生産にこだわってきたMAZDA、スバル、三菱が揃って販売を伸ばしている。過去数年にわたってネット上で多くの素人(AJAJの評論家も含む)に経営方針をディスられ続けてきた3社だけど、もしそれらの声に応じてトヨタに準じた市場の即したモデルばかりを出していたら、日産やホンダのように苦しみ続けていたんじゃないだろうか。独自のクセのある設計にこだわり、「指名買い」を集めれば自動車メーカーは存続できる!!そう判断した自信と見識はさすがだ。