SUVの魅力・・・
「SUVの走りなんてミニバンみたいなもんだ」・・・確かに風切り音、フラット感、トラクションを考えるとミニバンみたいなものかもしれない。リアの開口部がバカでかいからスライドドアのミニバンと比べてもボデー剛性がハッキリ高いとまでは言えない。ホイール及びタイヤのサイズも大きいので、同じスペックのエンジンならばより小径でナローなタイヤを履いているモデルに出足で勝つことはできない。ホイール径が700Cのロードバイクは、451Cのミニベロに出足で勝つことはできません(重量とエンジンが同じならば)。残念ながら大径タイヤを履くSUVを信号ばかりの都市部でノロノロ運転中心で使っているユーザーは・・・ちょっと頭が悪い!?
ミーハーに見える!?
自動車メーカーはSUVがどんなものかよくわかっていないお客に、「カッコいい」だけでゴリ押しして売りつけようとする。ハンドリングや燃費を機にする客には無理には勧めないかもしれないが。性能面ではイマイチ魅力が伝わりにくいので、トヨタやMAZDAは「価格」を武器にしている。まあ「ビジネス」の世界なので往々にこの手の説明が難しい不都合な状況はあり得る。そんな背景を想像して「SUVを買う人はちょっと頭が悪い」みたいな偏見じみた意見が自動車関連のネット掲示板でそこそこ支持を得る。CX-5もRAV4もハリアーもヴェゼルも街中に溢れているから、「他人とクルマが被ることを気にしないビギナー向け」などと結論付ける人もいるようだ。