誰か説明してくれ!!
どっかの自動車評論家が「SUVとはこういうものだ!!」と紋切りでもいいから定義を組み立ててくれればいいのだけど、諸般の事情から深く語ることはできない。ちょっと論理的に掘り下げれば、先ほど書いたようなネガティブな要素が噴出してしまうし、それは自動車メーカーにとっては非常に都合が悪いから。売れているのに、カーメディアサイドからは有効なレビューが出しにくい、なかなか不思議な状況が生まれている。
クルマには「文学」が必要
沢村慎太朗という著名な非AJAJライターが、著書「午前零時の自動車評論18」の中で説いていた。消費財としての要素が強くなっている自動車販売において、重要な要素はユーザーに訴求する「心理学」が必要で、それは「哲学」の領域であるから、クルマにこそ「文学」が求められるらしい。相変わらずIQ高めのもっともらしい話だ。「工学」の立場から効率的なクルマを作っている日本メーカー車、例えばプリウスが欧州市場でなかなか受け入れられなかったのは「心理学」的に効果的な訴求力がなかった・・・と言われれば、おそらくそれは正しいと言わざるを得ない。