セダンは飽和・・・
これまではセダンこそが最高の「文学性」を発揮するボデータイプだと思っていた。他のボデータイプを否定こそしないけども、クルマの価値を感じる趣味を楽しむならば、セダンを味わい尽くすべきだと。しかし私が免許を取った2000年頃にはすでにセダンはオーバースペック気味だったようだ。リーマンショック後はホンダもMAZDAもセダンの高性能化がトーンダウンした。別の見た方をすればアメリカ市場や中国市場で多数捌けるセダン作りに引っ張られてしまっていると言えるかも。
SUVの可能性
新しく登場してきたSUVが、セダンに変わる新しい「文学的」自動車趣味の主役になる!!とまでは断言できないが、半年ほどSUVに乗ってみて日々何らかの可能性を感じている。自転車を積むためと割り切って買ったけど、「ドライバーズ・マシン」としてずっと乗っていたくなる心地よさがある。最初の1ヶ月くらいは、セダンの方が走りが断然に良いので「運転がつまらない」と周囲に漏らしていたが、土砂降りやデコボコや段差があったりといったタフな状況で走るたびに、ストレス無く走れるようなメーカーを努力を感じる。セダンがロードバイクなら、SUVはグラベルロード、クロカンはマウンテンバイクといったところだろうか。自転車だったら3台とも揃える人は結構多い。