e:HEVが売りたい!?
CX-5ユーザーの多くはディーゼルを選ぶだろう。RAV4やハリアーの売れ筋は2Lのダイナミックフォースエンジン、つまりガソリンの自然吸気だ。300万円前後のグレードが人気だけども、ヴェゼルもこれと同等の価格でe:HEVの最上級モデル「PLAY」が選べてしまう。チョイ乗りによるノッキングが気になるディーゼルや、長距離での燃費が気になるガソリンNAが主力のライバルモデルに対して、e:HEVを「お買い得」に選ぶことができるのは、ホンダがこのモデルでe:HEVを拡販したいという本音が見え隠れする。
10年後を考えると・・・
どの自動車メーカーも普及させたいパワーユニットが売れるように仕向けるけど、新型ヴェゼルはe:HEVを選ぶベストなタイミングのようだ。このスペックのユニットならば向こう10年は最高レベルの経済性を維持してくれるんじゃないだろうか!?ピュアEVが予想以上に多く販売され始めたとしても、充電に対する給油の利便性も含めて相当に長い期間をアドバンテージがあり続けるだろう。それに対してCX-5やRAV4、ハリアーは、ある程度は悲観的にならざるを得ない。THS搭載の割高なRAV4やハリアーはかなり重量がかさんでおり、HVとしての魅力的な燃費性能を出せていない。そして現在、私が乗っているガソリン自然吸気(2.5L)でAWDのCX-5も給油の度に走行可能距離が400km程度なので、燃料タンクもう少し大きくできなかったかな!?とため息をついてしまう。