FRサルーンの価格が意味するもの
日本人が貧乏だから!!っていう地域限定の話ではなくて、アメリカ、中国、欧州でも同じように「中途半端なブランディングのマヌケ・サルーン」のビジネスは完全に寿命を迎えている。誰がどんなクルマを選ぼうが知ったこっちゃないけどさ、主体的にクルマ選びをした時に、クラウン、フーガ、スカイラインそしてレクサスGSという選択には「スマートさ」が感じられない。若い世代のクルマ好きが「セダンこそ至高だ!!」「伊藤かずえに憧れる!!」と思ったところで、現行モデルはカネを持ってる年寄り向け価格の高級サルーンばかりでしかなかった。この国のビジネス&犯罪はほぼ高齢者をカモるものばかり・・・。
セダンは実用車でしかない
メルセデスやBMWのサルーンもどんどん売れなくなっているのだけど、10年ほど前には400万円くらいだったEクラスや5シリーズの本体価格が直4のベースモデルで700万円にもなっているのだから、当然のことかもしれない。さすがに実勢価格を示す新古車市場では450万円、3年落ち中古車市場では300万円以下で買えるようになるけど、いくらブランド力があったとしても「実用車」としてのフルサイズサルーンの価値はこの市場価格が上限なのだと思われる。本体価格500万円台で400psを実現したスカイライン400Rは歓迎こそされたけども、需要は限定的だった。やはり「実用車」にしては高過ぎる。