UX、NX、ES 塗り替わるラインナップ
450万円を超えてしまい、お金を持ってる高齢者からもサイズで敬遠されてしまうレクサスGSは当然に廃止。代わりにファミリーカーとして広さを持ったレクサスESが700万円くらいの「適正価格」で導入されていて秋にもリニューアルが施されるらしい。すでにこの価格帯で導入されているレクサスRXと、噂されているレクサス版アルファードが「700万円」ファミリーカーのレクサスラインナップを形成していく。リニューアルされたレクサスNXは、450万円のプライベートカーと、700万円のファミリーカーの両方でユーザーの選択肢を増やす貴重なモデルのようだ。先代よりも「モテ」を意識したエクステリアの作り込みが目立つ。
レクサスの新ヒエラルキー
ハイエンドのレクサスLS、LC、LXと、スーパーGTのベースモデルとなるRCは存続するのだろう。いずれもレクサスの中では「インスタ映え」の代名詞的な存在でありイメージリーダーとしての存在感が期待できる。FRの縦置きセダンと小型SUVは450万円まで、FFフルサイズセダン、中大型SUV、ミニバンは700万円まで、ハイエンドは1000万円台。この3つのモデル群だけのブランドへとストイックに改編が進んでいる。年収2000万円を超える「個人」は700万円もするFRサルーンなど買わない。レクサスではハイエンドだけ、高級モデルを専門に作っているブランドのモデルにしか興味を持たないだろう。同じことがメルセデスやBMWにも言える。あまりの低迷っぷりに、事態を悟ったアウディは2026年以降はEVしか新型車は出さないと発表した。新たに FR車を作るとかいう某日本メーカーも450万円と700万円のルールからは逃れられないだろう。