トヨタの系譜
カローラがシリーズ累計5000万台という途方も無い記録を打ち立てた。ホンダが第一号の4輪を発売した1963年から続いているシリーズであり、「日本の911」と言ってもいいのかもしれない。しかし初代カローラやパブリカといったトヨタの立ち位置を決定づけてきた「パブリックカー」の流れを正しく受け継いでいるのは「ヤリス」であり「アクア」だと思う。カローラは現行世代になって極端に「進化し過ぎた」。何でいきなりこんなに進化しちゃうのか!?日本ではアクシオやフィールダーが「カローラ」として販売されていたので、そこと比べれば当然大きな違いはあるのだけど、欧州向けカローラも「オーリス」として販売されていた。
現行カローラは・・・
日本向け「オーリス」は一部足回りなどが異なる仕様だったってのもあるかもしれないけど、現行カローラのフラット感とは全く違うヒョコヒョコした走りだった。スバルでもSGPが投入されてから大きく変わった。SGP前のWRX・S4は車体があまりにヒョコヒョコして踏ん張りきれず、エンジンパワーに負けていた。これを書くとまた意味不明な批判コメントが来そうだけど、2002年、2010年に大幅な改良を経て、かなりハイレベルなシャシー性能を誇ってきたMAZDAにCVTを組み込むと現行カローラみたいになる気がする。トヨタも堂々とMAZDAを手本にしたと言っている。CVTの出足には国沢光宏氏も大満足なようで、非CVT車ばかりを捕まえて「エンジンがショボい」みたいなレビュー書いている。