本当の実力
日本市場において国内でダントツの販売台数を誇るのがトヨタなので、HV率だけで安易に優劣の結論を出してはいけない。37%だけども他を寄せ付けない圧倒的な強さを持っている。つまりトヨタの本当の価値はTHSではないところに明確に存在する。同じく輸入ブランドで近年トップを独走しているのはメルセデスである。トヨタやメルセデスは、コアなクルマ好きからはちょっと物足りない部分が見られ、他にも良いクルマはいっぱいあるのに、なんでこの2つのブランドにユーザーが集まるのか!?
名門の魅力
ちょっと大風呂敷かもしれないが、メルセデスがスティーブン=スピルバーグだとすると、トヨタは宮崎駿みたいなところがある。この2人の巨匠の映画作品は、何度も見たくなる不思議な魅力がある。「シンドラーのリスト」「プライベート・ライアン」におけるセリフがないシーンの描写・・・あのシュールな芸術性は相当にクセになる。アクセルオンだったりハンドルを切っていくダイナミックな手応えだったらBMWやMAZDAの方がエモいかもしれないが、メルセデスの多くのモデルで印象的なのは、アクセルやハンドルを戻す時のフィール。