ドイツ車は変わってしまった・・・
ちょっと前までは日本のユーザーのツボに上手いことハマっていたVW&アウディ、メルセデス、BMWだけど、なんだか現行では気の利いたモデルがほとんど見当たらない。シロッコR、ゴルフカブリオレ、イオス、アウディTT、1シリーズクーペなどが500万円かそれ以下くらいで買えていたのだが、リーマンショック後にあっと言う間に消え失せた。あの頃のドイツ車は「幻」だったのだろうか!?現状の彼らの日本でのビジネスは、利害関係が一致する金持ちが3年に1度クルマを入れ替えるのをサポートする「保守的」なものになっている。
珍車カーライフ求む
ドイツブランドに相手にされなくなった「珍車好き」のニーズを満たすブランドが代わりに出てきてもいいが、BMWが運営しているMINIや日本の特装車ビルダー・光岡を除けば、ロータス、アルピーヌ、アバルトなどのスポーツカーブランドくらいしか選択肢がなくなってきている。MAZDAやスバルは「ブランドイメージ」と「ポリシー」を何よりも優先するので、逸脱していて必然性があまりない奇抜なモデルの開発には後ろ向きなようだ。トヨタ、日産、ホンダの経営陣は真面目過ぎる。もはやそんな小技を駆使できないサイズの巨大メーカーだと作る側も買う側も諦めている様子。