なぜ廃止!?
ちょっと奇妙なことに、レクサスNXの登場と前後して、日本市場のCX-5から2.5Lターボが撤廃された。上位モデルのレクサスRXは2Lターボを使っているのに、それを差し置いて新型レクサスNXには、新開発の2.4Lターボが用意された。搭載はFスポーツのみの599万円となっている。400万円程度の価格だったCX-5の2.5Lターボは低速トルク重視&レギュラーガソリン対応なのでだいぶ印象は変わるだろうが、レクサスNXの販売戦略にとっては「邪魔」以外の何物でもなかったのだろう。販売を自粛させる圧力でもあったのだろうか!?
2.0L&CVTは使わない・・・
新型NXと同じプラットフォームを使う、ハリアーやRAV4には2.0L自然吸気&CVTのユニットが設定されている。明らかに上級装備となる2.5L自然吸気&6ATのCX-5に対峙するには、強気な価格設定はできず、その結果として中途半端な車格になり、どちらもこのジャンルの代表的なモデルにはなれなかった。価格を抑えたボトムグレードならば同じユニットがレクサスNXに搭載されただろう。しかしレクサスがいつまでもCX-5の後塵を拝しているわけにはいかない。MAZDAが北米で売っているエンジンを搭載しているなら、レクサスも同じくアメリカ向けエンジンで応戦しようという話だろう。日本新登場のユニットで勝負をかけてきたわけだ。