なぜ値上げする!?
おそらくレクサス陣営もこのガソリン自然吸気&8ATには相当の自信があるのだろう。これをカムリに乗せればセダンの復活も夢ではない気がする(MAZDA6みたいなカムリ)。しかしCX-5の2.5L自然吸気&6ATのAWDモデルが300万円くらいから設定されて「いた」。レクサスNXの455万円からすると100万円を軽く超える差がある。しかしMAZDAはなぜか2.5L自然吸気モデルに関しても、大幅な値上げが行われ、AWDモデル(2WDモデル)「Lパケ」342万円(320万円)、「スポーツアピアランス」348万円(325万円)、「エクスクルーシブモード」375万円(357万円)となった。レクサスNXとの差は100万円かそれ以下まで縮められている。
オンリーワンだったが・・・
2020年に本体価格310万円で2.5L自然吸気&AWDモデルを買っておいて良かったと思った。先日もアップダウンが激しい伊豆スカイラインを駆け抜けたが、やはり大排気量自然吸気のAWDは緩みなく走れて非常に爽快だ。ターボラグもラバーバンドフィールもない洗練された走りでスターダムに駆け上がったCX-5の真骨頂と言える2.5L自然吸気モデルの大幅値上げは残念だ。多くのブランドが参戦する日本のミドルSUV市場において「ターボラグ」「ラバーバンドフィール」のどちらからも解放されているモデルは、日本市場の中に腐るほどあるミドルSUVにおいて、なんとCX-5しか該当しなかったのだが、そんな「一人勝ち」の状況を理解したレクサスが戦略を変えてきた。