トヨタに世話になった恩返し!?
CX-5とレクサスNXの奇妙な関係を鑑みるに、これはレクサス(トヨタ)とMAZDAの間で、示し合わせた戦略的行動ではないかと疑いたくなる。北米で合弁工場を作り、トヨタのフランス工場から欧州向けMAZDA2が出荷される。CX-5にハイブリッド、NXにディーゼルといったアライアンス・スワップは無意味だと判断したのだろうけど、CX-50にはTHSが配備されるとのこと。ここまで世話になってしまっては、MAZDAとしてもレクサスの面子に配慮せざるを得ないのかもしれない。
新型NXは気合十分
今回のフルモデルチェンジでレクサスNXは、MCシャシーからKシャシーに格上げされた。上位モデルのRXと同等のシャシーを使っている。前述したがターボエンジンではNXの方が格上で、599万円という価格設定もRXに肉薄している。7年で100万台以上を売ったレクサスNXの成功もあって、パワーユニットは拡充されさらに幅広いユーザーに訴求できるだろう。ハリアーやRAV4のラバーバンドフィールに辟易していたユーザーからの乗り換えも捗りそうだ。CX-5に対しても牽制を入れてある。