あの年に全てが変わった
世界の自動車メーカーにおいて、1強とも言われる地位を築いたトヨタであるから、「レクサス」へのさらなる成長投資はすでに行われているかもしれないが、あまりシェア拡大を急いでいる様子もなく、EVシフトへの急展開で身動きが取りづらい状況に陥っている。2007年に発売された日産GT-Rも現在に至るまで世界の頂点と言える性能を保持し続け、同じく2007年までで三菱はGDIエンジンの継続をやめる。リーマンショックは多くの自動車メーカーの歩みを変えてしまった。
プレミアム解体
BMWやメルセデスも2007年以降はFF車のシェアを大きく増やし、新しい戦略を採っている。高級車への投資はリスクが大きく、「プレミアムブランド」と呼ばれるアジアマーケットを取り込む販売手法においては、フラッグシップサルーンはほとんど利益を産まない。そんな中でもメルセデスは「攻め」の姿勢を崩さず、新しいモデルを量産し、BMWやアウディがそれらを模倣した設計で、似たようなスペックのクルマを揃える戦略がルーティン化しつつある。CLAやGLBなどの新世代モデルを見る限りは、メルセデスの先行利益がやや大きいようにも思えるが・・・。
北米にマツダブーム到来? 過去最高の月販のワケ 北米で「マツダ」どう思われてる?(AUTOCAR JAPAN)#Yahooニュースhttps://t.co/VKvO957Zov
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) December 13, 2021