宿命か!?
身動きがとれないレクサスに変わって、2007年から停滞している高級車作りに、再び新しい技術を注入しようと企んでいるのがMAZDAだ。このまま何もしないままの状況が続けば世界中のクルマは個人で所有する価値など無くなってしまうかもしれない。いよいよ15年あまりの沈黙を打ち破り、新しい価値が加わった「エンジンの」高級車が世界に投下される。この空白の15年間はアメリカの某EVメーカーにとってはさぞかし好都合だったことだろう。
誰もやらない
エンジン車にはもう打つ手がない。これからの高級車は全てEVになる。航続距離は1000km。最高速度は350km/h。0-100km/hは2秒台。1000万円もいらずにこのスペックが手に入る時代になりつつある。・・・そんな世論が徐々に形成されつつあった。エンジンを手がけるメーカーが反撃の狼煙を上げたくても、欧州勢は脱石油、脱炭素の大方針に絡め取られている。中国やアメリカのメーカーもエンジンは得意ではない。日産やホンダも何やら「脱エンジン」の動きが・・・。