独特の存在感
ボデーカラーがゴールドの「メルセデスBクラス」が近所の某店舗にほぼ毎晩止まっている。先代(第2世代W246)ではあるけど、どの角度から見てもキャラが立っていて、他のメーカーのモデルと混同されることがなさそうで、非常にブランディングという意味で優れた造形だ。AクラスはCセグハッチバックで、CクラスはDセグセダン&ワゴンであることは自明だけどBクラスのボデータイプやセグメントはハッキリしない。そもそもメルセデスくらいしか採用していないスタイルだ。
絶妙な価格設定
Bクラス(先代)のサイズ(4365✖︎1785✖︎1540)やクルマの用途から競合車を推測すると、カローラフィールダー、ホンダシャトル(廃止は残念)、ヴェゼル、CX-30、MINIクロスオーバーといった日本市場の王道モデルばかりだ。某外資系日本メーカーのASEAN市場向けグループより大きく、北米市場向けグループよりも小さいという絶妙な「日本スペシャル」サイズのプレミアムモデルで、ヴェゼルやCX-30の上位グレードが300万円を軽く超えていることを考えると、当時の350万円はかなりお買い得な気がする。2019年からの現行モデルは4425mmまでやや全長が拡大し、価格は450万円となっている。