メルセデスのピンチ
数年前まではAクラスハッチバックやBクラスのように北米市場で販売されないメルセデスに違和感があったけども、その北米市場がテスラによってあっさり崩壊し、メルセデスもポルシェも完全に浮き足立っている様子で、「世界基準(笑)」という新しい価値観が芽生え始めている。ピックアップトラックは別として、アメリカ市場の「CAR」をホンダが、「SUV&TRUCK」をスバルが主体となってデザイン&定義してきたレースの上を、トヨタ、日産、VW、ヒュンダイ、キアといった日独韓のメジャー志向メーカーが走っている。
グローバルモデル(笑)
アコードの後を追っかけただけのカムリ、ティアナ、パサート、アルテオン、MAZDA6が日本のクルマ好きからそっぽ向かれてしまうのは当然かもしれない。アコードもカムリもティアナも北米だけで年40万台売れるわけで、これだけでもう何も文句のない実績になってしまう。2012年から全量輸出で販売していたMAZDA6ですら発売当初は年10万台くらい売れていた。リーマン後の倒産の危機にあったMAZDAだからこその選択だったのだろう。しかし現在では北米でのMAZDA6の販売は取りやめていて、次期モデルは「脱アコード路線」で挑むようだ。