1.5Lガソリンターボの意味
ディーゼルエンジンほど個性はないかもしれないが、ハイブリッドとは方向性の違うシンプルで幸せなパワーユニットを目指して、日本市場で販売されているのが1.5Lガソリンターボで、横置きエンジンではホンダ、フォルクスワーゲン、アウディ、BMW、MINI、ボルボが、縦置きエンジンではメルセデスがマイルドハイブリッドと組み合わせて投入している。ブランドのボトムで使っているのはBMWとボルボで、他のブランドはスポーティに走れるユニットと位置付けている。
汎用性は非常に高い
プジョーやシトロエンだと1.6Lターボがフラッグシップモデルのユニットになっていて、DセグのSUV(1700kgクラス)でも軽々動かせる。それよりわずかに排気量が小さいだけの1.5Lターボなので、実際に135〜180psくらいで運用されていてCセグ(1400kg程度)、Dセグ(1600kg程度)に合ったスペックに思える。排気量に関してかなりコンサバなBMWやボルボが採用しているのだから、とりえず不足ってことはないはず。