理想のスペックは継承されるのか!?
1.8L自然吸気はトヨタも三菱も現行モデルを最後に姿を消してしまう可能性が高い。最大出力はトヨタが140ps、三菱が139psであるけど、このスペックを他の排気量のエンジンで再現すると、MAZDAロードスター用1.5L自然吸気が132ps、ホンダ1.5L自然吸気(Vテック)が129ps、スズキ1.4Lターボが140psだけども、小さい排気量のエンジンを高回転まで回したり、過給によって同等のスペックを実現しているので、高速道路巡行の静粛性で1.8L自然吸気と同等とはいかない。
3つのスポーツエンジン
それでもこの3つの、MAZDA、ホンダ、スズキがそれぞれに意匠を凝らした特別なエンジンが、130〜140ps前後を狙って設計されているのか!?それぞれのメーカーが山あり高速道路ありの日本市場のグランドツーリング環境を考えた時に、最適のスペックだと判断しているからだろう。これがMAZDAの横置き1.5L自然吸気や、スバルのボクサー1.6L自然吸気では、110ps前後なので高速道路巡行にはやや不満が出る。同じくMAZDA&スバルの2.0Lエンジンではスペックが使いきれずに、ちょっと混んでいる道では低回転域でチマチマと走ってしまう。みるみる減っていくガソリンにため息が・・・。