SUVの理想形!?
「プリウスの面影」によって日本メーカーが真似することはなさそうな3BOX形状のクーぺSUVだけど、長年言われてきたSUVの安全性の課題である、開口部が広いハッチバックドアのために後方からの衝突時に後部座席が守れないという懸念を払拭するためのスタイルだとも言える。ボデー剛性も高められるので、SUV特有のスカスカでユラユラな乗り味も上手く調整することができる。
安全性にはカネを払える
荷室容量は犠牲になるのでアウトドア趣味のクルマとしての価値は損なわれるかもしれないが、実際のところSUVに荷物満載なんてことは滅多にない。自転車でも積まない限りは3BOXスタイルのクーぺSUVは正義なんじゃないかと思う。アメリカのIIHS(保険のための安全性評価)でもSUVの苦戦は続いている。ボルボやMAZDAは意地で全モデルを最高評価まで押し上げたが、レクサスやアウディなどプレミアムブランドや、ホンダ、スバル、三菱などクオリティで勝負してきた実力派ブランドでもあまり芳しい結果が出ていない。