トヨタが日本の景色を変える
今回のレクサスRZは、カーメディア向けの事前試乗会も行われていないようで、ソルテラ & bz4X、CX-60、シビックe:HEVのようにユーチューブでたくさんのカーメディア動画が並ぶこともなかった。他社の予想外の評判にトヨタ陣営が慌てて発表に踏み切った印象すらある。「電動化」をテーマとした実証実験の都市を作るなど、近未来のグランドデザインに積極的なトヨタグループなので、まだまだプラン通りだろう。コロナ&バラマキで機能不全な日本政府を補完する「公益法人」(独立行政法人)と言ってもいい存在だ。
政府よりも頼りになる
「雇用」「インフラ」「エネルギー」「環境」などの政府が抱える問題は、トヨタグループの動向によって変わる。レクサスの生産拠点がある愛知県や福岡県は人口が増えているが、大阪府や兵庫県は減少が続いている。群馬県、広島県、静岡県などトヨタ連合メーカーの本拠地がある都道府県も人口こそ減少しているが経済は堅調だ。そのせいもあってか政治も強烈な「保守基盤」が続いていて、しばしば全国区でこれらの県の国会議員や地方議員の不祥事が報じられる。買収だのドリルだの・・・。