日本とドイツ
トヨタグループの技術力を見せつける場である「レクサス」が、昨年末にTHSやFCVを切り捨てる決断をしたことは意外だった。フェアに判断すれば日本市場の成長力を見限ったということになるのだろうか!?日本やドイツはダラダラとキャッシュレス社会の最後方にいて(いまだに現金社会)、EVシフトも揃って遅くなりそうな気配。レクサス、メルセデス、アウディも母国市場を見限ってオールEV化を決断した。
BEVを選ぶ算段
日本やドイツの高級住宅地では、国内インフラが不十分だと知りながらも、半ば強制的にEVシフトが進む。4兆ドルくらいのGDPを誇る両国だから、高所得層がBEVを乗り回す程度の交通インフラはなんとか融通できる。「脱炭素」「カーボンニュートラル」というお題目は、エシカル消費と企業マーケティングを高いレベルで統合していく。BEV中心のクルマ社会には少なからず疑念を持っているけど、運用に挫折したらその時はクルマ買い換えればいい、「経験への投資」は有意義だ・・・くらいの余裕ある判断ができる人々にとっては「BEVお試し」のハードルは決して低くない。