高級車ってのはさ・・・
航続距離が400km程度のBEVでは、既存のエンジン車に比べて運用面に大きな制約が発生するであろうことはほとんどの人が理解している。不便さがわからないで買ってしまう人なんてほぼほぼいない。そもそも高価格なクルマはどれも不自由なものばかりだ。ランクルやアルファードは駐車スペースや通れる道に制約があるけど、みんな我慢して所有している。納車まで4年待ちで盗難件数が圧倒的に多いけど、それでも欲しい人がいる。むしろBEVの不便さなんて大したことないかもしれない。
日本のユーザーに問題あり!?
単純に合理性だけを突き詰めれば、クルマ所有は結構早い段階で放棄されてしまう(カーシェアで十分)。中国もインドもいよいよ自動車の生産が下火になってきた。自動車メーカーはもう工場を増やそうとは考えないだろう。レクサスはBEVブランドの、MAZDAはエンジンブランドの頂点をそれぞれ目指す。同じような境遇の中でRZとCX-60が発表された。日本ではRZの注目度は低く、CX-60ばかりが人気でやや格差が顕在している。結局のところコンサバな日本市場はエンジン車が好きなんだろう。みんなわかった気になってるけどさ、HEV、PHEV、BEVの価値なんてわからない。