ホットハッチの理想形
アウトランダー、デリカ、パジェロ(販売終了)から、三菱にあまり小型車のイメージはないかもしれない。しかしもしコルト・ラリーアートが現行モデルで販売され続けていたら、アバルト595に匹敵する強烈な国産ホットハッチとして年々ファンを増やしていた可能性が高い。現行スイスポが車重970kgで最大出力140psなのに対し、コルトラリーアートは900kgで163ps(1.5Lターボ)になる。]
10年早かった
なんでこんなクルマが注目されなかったのか。発売時期(2006年)が悪すぎたのかもしれない。翌年にエボX、WRX、GT-RといったAWDターボスポーツカーが一斉に登場したこともあるし、当時は自然吸気のシビックtypeR、カローラランクスZエアロ、ブレードマスターなど今では考えられないほどスポーティな国産車が多かった。そんな状況では、このクルマの魅力に気づくのは簡単ではない。