ステータスの変化
トヨタという自動車の物販&リースを専門に行う総合商社は、製造業だった以前の業態から引き継いだ自前の工場を活用して、現在も若者の消費を喚起するような「かっこいい」デザインのミニバン&SUVを多数生産している。ほんの10年前のミニバン&SUVと比べてもその進化の幅はメチェクチャ大きい。国内外の競合他社に絶対に負けないと胸を張るのは、どこまでも研ぎ澄まされた恫喝的な前面デザインと、クルマにそのまま住めるのではないかと思うほどの車内のユーティリティの高さ。この2点に関してのこだわりは「フェラーリ級」と言える。
文句があるなら他社へどうぞ
シャシー、エンジン、ミッションはミニバンだろうがSUVだろうが共通仕様。街中でノロノロ運転しかできないのに、いつまでもシャシーやパワトレにこだわる時代遅れのクルマ好きは、BMWやホンダといった他社にどうぞ行ってください!!「損して得とれ」とはまさにこのことだろう。スペックなどいちいち気にしてくる面倒な客に合わせてクルマ作りなんてやってられない。カーメディアのオッサンたちには評価されないかもしれないが、トヨタのミニバン&SUVに乗っておけば間違いないという素直なユーザーを惹きつける魅力は確かにある。