国産スポーツカーへのロマン
しかしミニバン&SUVだけではあまりに単調なので、数年前から完全OEMで作られたスポーツカー「GRスープラ」の輸入販売を行なっている。設計を担当したのがBMWである(生産はマグナが受注)。真相は不明だが、気高きドイツの名門ブランドに対して、省エネ技術の提供をエサにアライアンスに引き込んだと報じられている。国産のスポーツカーなら多少は高くても気前良く払えるという「タカ派」の壮年男性(団塊世代)は健在だが、さすがにオーストリア生産ともなると動きは鈍くなるようだ。
見られたくないクルマ
今どきでも元気に愛人など囲っている壮年男性は、どうやらアルファードを選ぶことが多いようだ。夜中に東京の環状8号線などを走っていると、フラフラと走るアルファードの多さに気づく。隣に愛人が乗っているからかもしれないが、ちょっと追い越しをかけると怒り狂ったように追いかけてくることもしばしばある。アルファードは非常に合理的な選択だ。ドイツの高級サルーンや、スープラのような派手なデザインのスポーツカーだと、街中でも路上でもかなり目立って人目を引く。