トヨタの慧眼
国内では絶対王者なはずのトヨタだけど、経営陣の判断はかなり柔軟なようで、ちょっと節操が無いくらいに、八方美人なクルマ造りをする。そして膨大に膨らんだ固定費(30万人の雇用)に関しては常に危機感を持っているようで、人口減少に転じた日本市場では、同じ車種の大量生産から新しい戦略への切り替えが見られる。モノが余る時代だから「生産調整」や「選ばれるための記号的価値」が重要になってくる。トヨタの社長はMAZDAの突き進む混流生産こそが、飽和市場での高付加価値なクルマ作りに合っているとお墨付きを与えた。
BEVは頓挫する!?
かなり前から生産ラインの新設を凍結しているトヨタだけど、北米に新たにMAZDAと協業で設置した工場では、「混流生産」を実施するとしている。立ち上げ当初はMAZDAラインではCX-50、トヨタラインではカローラクロスを生産するが、段階的にBEVもエンジン車に混ぜて流すらしい。これは「高付加価値」というより「BEVへの不信感」の表れではないか!? 期待と懸念がどちらもハンパないBEVということで、メーカー側もアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態に見える。BEV専用ラインを新設したところ、BEV全体が予想外に大コケする、なんて可能性はかなり高いと考えているのだろう。
K・T
cardrivegogo
Cardrivegogoさん、こんばんは。先日、CX―60のいわゆるエレキシフトが今までのブーツシフト(DモードとMモードを自由に操作の切り替えできる)と違って、その操作が心配だとコメントしましたね。しかし、今晩(5月18日)、YouTube『エレキシフト』【意外と大丈夫】MXー30のエレキシフトを試す!CX60で採用予定―マツダを語りたいだけのチャンネルーを見て、一応、不安は、ほぼ解消されました。
それは、マツコネの「設定」を選んで押し、ステアリングシフトの項目からマニュアルモードを選ぶと、坂道などで速度域が固定されるということでした。
つまり、最初はDモードからスタートするものの、ステアリングシフトを押すとM3などとメーター内に明示され、そのモードでずーっと走行できるということです。もちろんステアリングシフトで4速に上げたり、2速に下げたりすることができます(モードの変化は原則固定)。坂道などを下りきって、Dモードに戻したい時は、ステアリングシフトの右側を手前に長押しすれば良いとのことです。
ちなみにダイレクトモードの設定を選んだ場合で、坂道を下る場合、例えばステアリングシフトの左を押すとDM3と出て、坂道を降りていると判断し、ずーっとDM3のまま走行し、平坦な道にでた場合、自動的にDモードに戻ってくれるそうです(実際、YouTubeで実演していました)。
わたしの性格では、マニュアルモード固定の方が安心だと思いました(なにしろ、今でもセダンのトランクにスペアタイヤを積んでいるのですから)。
果たして、CXー60の25S・AWDのSパッケージのシフトがエレキシフトなのか、CXー5やアクセラ(マツダ3)のようなブーツシフトなのか、今のところ、皆目わかりませんが。
実は、この間から、AWDにはヒルディコントロール(坂道を一定の速度で降りる装置)がついているので、坂道を降りる場合は、それを活用すれば良いと考えていたのですが。
話は、変わりますが、これもYouTubeのひでポンチャンネルで言っていたのですが、CXー60のブレーキが前後ともベンチレーテッドディスクだというのです(今、私のクルマたんとに調べてもらっています)。
その事については、私なりに調べたところ、そのようなブレーキ仕様は、歴代RX7、RX8、ロードスター、初代センティア(2代目は調べていません)以来となります。
私は、前輪ベンチレーテッド、後輪ディスクの車しか乗ったことがありません。
9月の開催されるであろう、CXー60の試乗が今から楽しみです。
長々と思った事を述べてしまいました。cardrivegogoさんのブログが益々の素晴らしい内容となることご期待して、筆をおきます。
拙い個人の感想発表の場の提供、本当にありがとうございました。
wpmaster
コメントありがとうございます(どんどん好きなこと書いてください。K.Tさんは審査なしですぐにコメント掲載されます)。「ひでぽんちゃんねる」はとても勉強になりますし、還暦?くらいの男性がMAZDAの新型車を前に、はしゃいでいる姿がとても印象的です。MAZDAがクルマを作り続けてくれれば、人生の楽しみは続くんだなと嬉しい気持ちになります。やっぱりCX-60にはロードスターで使うような技術を意図的に組み合わせて、「MAZDAが作ったSUV」を強調しているようですね。実車に乗れるのが楽しみです。
GJ乗り
他社がEVについて専用ラインを設けないのは本気ではない、というのはなるほどよく分かるんですが、もともと自社の混流生産の柔軟性を長所としてきたMAZDAにおいては、これ点でEVへの本気度がどこまでなのか測れるのかはやや疑問ですかね
MAZDAの発言が全て真実だ!とまでは思いませんが、少なくともMX-30EVのバッテリー容量はいわゆるLCA規制を前提にしてるわけで、レンジエクステンダーの存在を考えてもEVを街乗りだけに留めようと結論付けているとまでは言えないかと
むしろMAZDAは、MX-30EVやCX-60PHEVのレビューを見るに、MAZDAの目指す走りに利するEVの長所は引き出しつつも、乗り味自体は内燃機関車に寄せようとしているようなので、EVをシティコミューターとしてだけではなく走りを楽しむことのできるものとしてある程度は評価しているのではないかと
Honda eもそうですが、峠に持ち込んだら楽しそうでも航続距離的にそもそも峠に行くことができないというジレンマがあるそうで、MX-30EVに予定されているレンジエクステンダーやおそらく導入されるシリーズハイブリッドは、MAZDAの美点であるロングドライブを完全な形で叶えるとまでは言えなくとも、内燃機関車とは違う手段でMAZDAの走りを楽しませてくれる選択肢になり得るのかもしれせん
(MAZDAの特許申請を見るとロータリー含めてエンジン直結モードのあるPHEVスポーツカーも想定されているみたいですが)
wpmaster
いろいろなご意見は当然にあると思うのですが、
あくまで
35kwhのEVを自宅充電ユーザーのみに販売
MAZDAが急速充電器の拡充に協力せず
CX-60も急速充電対応せず
MAZDAもスバルも混流生産でタイミングを待つ判断
急速充電器の非効率性
長距離&高速巡航におけるBEVの非効率性
BEVの道筋が見えない現状では内燃機関に注力との声明
テスラ、日産、ヒョンデでもBEVで利益が出せていない現実
・・・などの事実ベースに持論を展開したまでです。
MAZDAは現状はアリバイ生産だけど、BEVの開発に本気ではないとは一切書いてません。
専用プラットフォーム開発は発表されてますし、
タイミングが来るまで開発に注力して待つ方針だと思われます。
ロードスターも高速道路に向かないので「街乗り車」と分類します。
走りが良い「街乗り車」があってもいいのでは!?