ディーゼル時代
第六世代のMAZDAはディーゼルを前面に押し出してきた。BMW3シリーズ、ジャガーXE、アルファロメオ・ジュリアもディーゼルモデルになるとトルクでパワースライド気味に走るのでちょっと車格が上がったような感覚になる。Dセグのスポーツサルーンのはずが、Eセグのような重厚感すらある。いくらかクラウンっぽいと表現してもいいかもしれない。ピーキーなハンドリングが影を潜め、クラウンあるいはベンツEクラスのような安定感が出てくる。
セダンが売れない理由!?
現行MAZDA6がディーゼルばかり売れるのは経済性はもちろん高級サルーンのような乗り味がウケているのだろう。フロントヘビーなディーゼル搭載ならばFFだろうがFRだろうが、路面に張り付くような走りでMAZDA6が追求する「高速ツアラー」の理想型にも近い。クラウンがMAZDAっぽくなるのではなく、MAZDA6の方がクラウン的な「高級サルーン」に近づく感じすらある。