本当の理由!?
「価格」「ファンの温度差」「メルセデスの変節」など様々な要因が考えられるが、案外に現実的な障害はこれかもしれない。トヨタが何よりも大切にしていること、それは世界一厳しいとか言われる「部品の耐久性」の基準である。つまり他社の基準はそれよりも甘いものになっている。MAZDA車が使う部品のいくつかはトヨタ基準を突破できないのかもしれない。例えばディーゼルエンジンのメンテナンスや、路面のキックバックをかなり伝えるMAZDAのステアリング、内燃機関の性能向上やエクゾースト音の作り込みのために長くなっているスカイアクティブ独特の排気系なども問題なのかもしれない。
ドラマの筋書き
数年後には、舞台裏を暴露する本を誰かが書いてくれるだろう。もしかしたら藤原さんが直々に独白するかもしれない。最高のジャパニーズ高級車を作ろうとしたが、諸般の事情で破談になった。もうそれだけでもクルマ作りのロマンを感じずにはいられない。MAZDA6の開発が白紙になったのは残念だけど、その裏にあった熱い話を聞きたい。もしかしたらトヨタ&MAZDAのアライアンスは高級サルーンではなくて、スーパースポーツ&グランドツアラーにおける共闘で再調印されたかもしれない。
追伸:毎度のことですが内容は全て「フィクション」です。もし奇跡的に事実と一致する部分があったら、それは偶然の一致です。一切の内部情報は含まれておりません。悪しからず。