買える!?
R35GT-Rが発売された2007年には777万円で買えた。その後マイナーチェンジを繰り返し1000万円を軽く超えるまで上がっていった。同じ日産のスカイラインやフェアレディZも2000年代には300万円台が相場だったが、今では500万円越えが当たり前となっている。購買力があまりない日本のユーザーを次々と切り捨ててでも、グローバル基準の「インフレ推進」はもはや不可逆なのだろう。これにはお互いに理解し合えない程の賛否両論あるだろう。世界でも栃木・上三川工場だけで生産される日産の縦置きエンジンモデルの高いステータスは認めるが、価格設定の急激な上昇は、クルマ文化を根底から変えてしまう。
お買い得!?
V6ツインターボ405psを発揮する強烈なユニット搭載され、レクサス、メルセデス、BMWの同クラスモデルと比べれば、スカイライン400RやフェアレディZには遥かに魅力がある。これらのプレミアムブランドから発売されれば日本市場では1000万円を余裕で超えるくらいが相場なのでざっと「半額」だ。価格破壊!?いやいやスカイラインもZもハイスペックが自慢の「市販車最強モデル」こそが本来のポジションだったのだから・・・。2010年以前の日産の価格設定からは大きく跳ね上がった印象だけど、北米価格で買える「スーパースポーツ級」モデルという存在はジワジワと日本市場で存在感を増していくだろう。