SUVのスポーツ走行は楽しい
CX-5を買って2年が経つけど距離がなかなか伸びない。MAZDAディーラーのメカニカル担当者からも「やっぱりSUVの走りは物足りないですか?」とぶっちゃけトークをされる。現実に距離が出てないのだから、あまり乗りたがっていないのか!?というと、そんなことは全くない。
ガソリン高がじわじわと心理的な圧迫をしているかもしれないが、1000km/月くらい乗ってもせいぜい1万円をちょっと超えるくらいだ。深夜に幹線道路に出ればスポーツモードでエンジンをガシガシ回して走っている。1700kg級の車重でバネ下ストロークも十分なSUVなので、路面コンディションなど気にせずに踏んでいける。
SUVドライブは技術が必要!?
重量があるので、段差があっても「空を飛ぶ」感じにはならない。コーナーで高い車高からかかる遠心力を跳ね返すため、ワイドなタイヤを履き、横方向の手応えもしっかりある。「接地」という意味ではスポーティなドライブフィールが味わえる。
左右にゆすられるロール方向の動きは抑え込むけど、ちょっとアクセル&ブレーキ操作が雑だと前後に振れるピッチ方向の挙動がすぐに顔を出す。セダン、ワゴン、ハッチバックなど1500mm以下に車高が抑えられている車ではあまり気にならないけども、1600mmを超える車高のSUVだと、繊細な人は常にピッチ挙動との闘いを強いられる。