「スポーツモード」の意味
全国に無数にあるドライブウェイやスカイラインには、様々に斜度が変わるワインディングが続いていて、メカニカルな理由による「AWDショック」を起こさないように運転するのは至難の技だ。CX-5には「スポーツモード」があるが、これを使えばエンジンが高回転で待機するのでピーキーなトルクの増減が防げる。
アップダウンがあってそれなりの速度で駆け抜ける道ではスポーツモードを積極的に使うようにしている。東京都の中央部に川崎街道なる道路があって多摩センター付近の丘陵を越えていく区間を深夜にスポーツモードでよく走っている。1700kg超のボデーをものともせず登り勾配を駆け上がっていく。
後ろからSUVが来たら怖いよな・・・
先日、その川崎街道で先行するコンパクトカーが元気よく走っていた。スポーツモードなら出足はかなり鋭くなり、軽量なクルマの加速にも余裕で付いていける。ちょっと迂闊で申し訳なかったが、ロービームとはいえ、深夜のバイパスで背後にSUVのヘッドライトを感じたら、そっと車線を変えたくなるのも無理はない。万が一突っ込まれたら命の危険すらある。
トラックやダンプなどの商用車ならばプロドライバーなのでいくらか信頼はできるが、すごい勢いで増殖しているSUVだと、どんなヤツが運転しているかわかったものではない。ドライブが好きで運転技術も確かな熟練ドライバーは、わざわざSUVなんて選ばないだろうし・・・。