スバルが得意なサイズ
スバルやホンダはアメリカで大人気のブランドなのだけど、機能美を強調した小振りなボデーのイメージが強いせいか、大きなボデーのデザインがいまいちなことが多い。かつては輝けるスポーツセダンであったレガシィB4やアコードも、車体の大型化により日本市場では急激に存在感を無くしてしまった。もう少し他にデザイン面でやりようがあったのではないかと、素人目にも思ってしまった。
クロストレックの先代となる「XV」は当時のスバルとしては「垢抜けた」美しいデザインだったと記憶している。2008年に外部からデザイン部長に就任した難波治氏の手腕によるらしい。確かに2009年の5代目レガシィから2014年の6代目レガシィで「小綺麗」になり、2019年からの7代目レガシィB4は日本未導入が残念だけど、スバルが大型ボデーのデザインのコツを掴んできているのを感じる。
ネーミング案
レヴォーグやWRX・S4もデザインで様々な趣向が凝らされて苦労の跡が見える。そんな中で、スバルの機能美がストレートに発揮できるサイズが「XV」や「クロストレック」であり、2.5Lエンジンで快走するアメリカ仕様のクロストレックは、サーキットに行かないユーザーにとってイディオテックな存在だと思う。九七式がインプレッサ、二式がレヴォーグ、四式(疾風)がWRX・S4だとすると、最も美しい一式(隼)がクロストレックといったところか。
余談だけど「SUBARU」から「NAKAJIMA」に社名を戻したりしないだろうか。トヨタ、ホンダ、MAZDA、光岡、フォード、ベンツ、ポルシェ、プジョーがあるのだからナカジマでもいいと思う(ポルシェやベンツが認められているのだから)。そして車名も2022年製クロストレックは「八二式混合車(クロスオーバー)」とか名乗ってみてはどうだろうか。一躍スバルが業界の主役になれそうな気がする。どうせ中国市場では売らない訳だし。