3種類のエネルギー拠点
呑気に好きなクルマを選ぶ人々のライフスタイルは、今後どれくらい長続きするのだろうか。最高の喜びであるカーライフの将来の見通しは悪い。日本政府も国際協調の観点からEVシフトを進めざるを得ない。仕方がないことだ。その一方で全国至るところのガソリンスタンド経営が苦しくなっている。そこに採算度外視で急速充電スポットと水素ステーションを用意しなければならない。共存できるのだろうか!?
東京都のちょうど中央付近に住んでいるが、充電スポットはかなり増えている。日産、三菱のディーラー以外に、トヨタ、スバル、MAZDAでも急速充電設備の設置が進んでいる。駐車場にテスラウォールコネクタ(200V)が設置されているところもあり、60分/100円の深夜駐車料金を払えば無料で充電できる、しかし48Aであっても200Vだと航続距離500km級のミドルクラスモデルは満充電まで10時間くらいかかる。自宅(30A契約)での200V充電は2倍以上かかる。
なんとか使えそうだが・・・
MIRAIに水素を満充填するのにかかる時間は約3分だそうだ。隣の市にイワタニの水素ステーションが1箇所だけあるので、とりあえずエンジン車と同じような運用ができそうだ。よく行くドライブ先は西伊豆、三浦半島、南房総だけど、静岡県御殿場や神奈川県内、千葉県北部にもあるので問題なさそうだ。山梨県や長野県は、県庁所在地に1箇所ずつしかないので、中央道や長野道方面は現状ではやや厳しい。
近隣に1箇所しかない水素ステーションが採算が取れずに閉鎖されたら・・・と考えると、積極的に選ぶ気にはなりにくい。よくよく考えれば、水素充填が近くでできなくなってどうしようもなくなったら、その時はさっさと車両を売却すればいいのだから、それほど余計な心配をする必要はない。1箇所でなく複数あれば・・・とは思うが、まだまだ少ないFCVを奪い合って経営はさらに厳しくなる。