なぜISが残ったのか!?
Dセグくらいの車格のセダンにはCVTもハイブリッドは合わない。結果的に北米市場向けに作られ続けたレクサスIS(アルテッツァ)が、日本でも欧州でも一定の支持を得ている。先日も深夜に近所のセルフガソリンスタンドに給油に行ったら、ピカピカで納車したばかりで、後期モデルらしく側面やリアからもエアロが目立つ白いISの2Lターボモデルを、30~40歳くらいの若者が給油中だった。
深夜にも関わらず、上品でカラーコーディネートが整ったパンツ、シャツ、ニットを着こなしていた。私も外出時はバッチリと隙のないファッションをする方なので、勝手にシンパシーを感じてしまった。500万円はするであろうピカピカの最新型ISはカッコ良かったが、私のクルマもCX-5史上最もクールでスタイリッシュな「タフスポーツ・エディション」でアンダー・ガーニッシュと19インチホイールとボデー色がコーディネートされているソリッドシルバーなので、3年経っても全然クールさが褪せない(個人の感想です)。
年次改良
本体価格481万円のISと、326万円のCX-5が前後に並ぶ。パッと見ただけではSUVの方が立派に感じてしまう。2Lターボ(245ps)と2.5L自然吸気(188ps)、車重はほぼ一緒だけど、セダンとアップライトなSUVなので瞬発力ではそれなりの差があるだろう。それぞれにセダンとSUVの「日本代表」と称しても過言ではない。どちらもメーカーが愛情を持ってバランスの良い価格を維持し、ドライブ好きのユーザーの期待に応えている。
モデルサイクルは長めだけども、年次改良で機能がどんどん追加される。素性が良くてデザインも劣化しない美しいスタイルなので、モデル末期の方がお買い得感があったりする。CX-5の購入を決めたのは「タフスポーツ」と「パドルシフト追加」と「ロードバイク趣味」が理由だった。長距離ドライブ、林道ドライブ、買い物、美術館や食事、サイクリング輪行、サイクリング下見などなどさまざまな外出時に万能に対応している。