“スカG”の伝説が甦る! 日産 スカイラインNISMO 試乗レビュー by 島下泰久 https://t.co/cHSM1cvGzH @YouTubeより
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) August 14, 2023
「NISMO」の記号的価値
トヨタでは多くのモデルに「GRスポーツ」グレードが設定されるようになった、同じように日産車も「NISMO」や「オーテック」のグレードが各モデルに配置されている。両社ともに価格も絶妙で内容も充実している。しかし街中に溢れるトヨタ車や日産車のほとんどは「無印」な印象だ。クルマに関心がない層が買うモデルに設定されているからだろうか。クルマ好きはとりあえず輸入車を選ぶし、走りの良い日本車ならばホンダ、スバル、MAZDA、三菱など中堅メーカーの方がいい。
トヨタもルノー日産も、グローバルで1000万台/年という数字を積み上げるためには、「走りの良いクルマ」をベースから真面目に作っている余裕はないのだろう。901運動なんてもはや過去の遺物だ。あくまでブランド全体のイメージアップのために、高級車然としたモデルを用意しているけど、売れても困るので価格は非常に高い。そもそも世界的に「高級車」ブランドは行き詰まりを見せている。
ドイツ車は全然凄くない
10年くらい前からブログを書いているが、当初はMAZDAとBMWを比較する記事を書いたら「全然レベルが違うから比べるな!!」とか暴言コメントを度々貰った。MAZDAの金井誠太さん(元会長)が、「ドイツ車をぶっ飛ばすことしか考えてなかった」と述懐しているくらいだから、MAZDAがBMWを超えるような野心を持っていることは当然のことだと思っていたが、ブログってのは厄介なもので、全く視点が共通しない別の世代の人々の目にも留まる。MAZDAを過小評価する特定の世代(ROUGAI)も読んでいるわけだ。
2023年の今ならば「MAZDAのクルマ作りへの情熱はBMWを上回っている!!」と書いたところで異論はほとんどないだろう。2012年からの第六世代MAZDA、および2019年からの第七世代MAZDAはWCOTYや世界の期待からもほぼほぼ「孤高」の存在といってもいいくらいだった。しかし個人的には2002年に始まった第五世代が大好きだ。BMWやアルファロメオそしてスカイラインがV35として歩み出した過当競争時代(潰れるブランド多数の時代)を、新生MAZDAは力強く歩んできたから。