追い越し性能は必須
2.5L自然吸気を積んだ車重1600kg台のSUVならば、スバルBRZ(230ps)やアウディTT(211ps)などの加速にも余裕で付いていける。数百メートルしかない追い越しレーンでも、特段にストレスもなく素早く10台ほどの前走車をパスすることができる。0-100km/hのタイム比較では詳細はわからないが、80km/hからの加速では排気量がかなりものを言う。単純比較はできないけども200ps級の2Lターボよりも2.5L自然吸気の方が高回転が使えるので中間加速に余裕がある。
早いクルマが前を走る分にはいいけども、待望の追い越しレーンに辿り付いて右車線に出た時に、後ろから早いクルマがやってくることもある。短い追い越しレーンで一気に前走車を抜き去りたいので、しばしば「煽り」気味に後ろからプレシャーがかけられる。セレナやノアなどの140ps級の2L自然吸気のミニバンを、レヴォーグなどのスバルの1.8Lターボ車や、アルファードなどが「どけどけ」とやっているところをしばしば目にする。
煽り運転は無くならない
1.5L以下のコンパクトカーや、2L級のSUVやミニバンでは、よっぽどのドライビングセンスでもない限りは、レヴォーグ、アルファード、あるいはドイツブランド車の餌食になってしまう。追従する中にヤバい雰囲気のクルマがいたら、一度は先に行かせた方がいい。えげつない「煽り」をしているクルマを見ると、多くは60歳過ぎたくらいの昭和メンタルなオッサンドライバーが多い(気がする)。やたらとスペックや車格にこだわる世代だから、低スペック車を見るとメチャクチャ強気になるらしい。
こんなヤバいドライバーがたくさん走っている高速道路に、スペックでは絶対に勝てない軽自動車で乗り入れるなんてちょっと考えられない。実際に軽自動車が面白半分に煽られているのは全国各地の至るところで見かける。東京など交通量の多いところでは煽り運転は少ないけど、地方を走っているとそこらじゅうで見かける。ほとんど悪口かもしれないが、陰湿な昭和メンタルなオッサン&オバさんは、立場の弱い人に対して、やたらと強気になってしまう傾向がある。真面目そうな人でも攻撃的になる。決して外では弱みを見せてはいけない。