煽り運転専用モデル
高速道路ヒエラルキーにおいて、「煽り運転」の定番車種といえば、アルファード、ヴェルファイア、レクサスRX、ハリアーだろうか。これらのクルマは相手が軽自動車だろうがお構いなしに煽る。もう性能のいっぱいいっぱいで走っていて、後ろから突いてもスピードアップなんてできないのだから、全く理解し難い無駄な行動である。ポルシェやメルセデスAMGなど、スペックに余裕があるクルマならさっさと前に退いてくれるだろうが・・・。
世の中には速いクルマはたくさんあるけども、R35GT-Rや、BMW・M5がネチネチと煽り運転をしているところは見たことがない。その手のクルマは、前に誰もいない道で走ってこそ楽しさが存分に味わえる。アルファード、ヴェルファイア、レクサスRX、ハリアーなどとは全く別のクルマだ。ネットの正論として書くけども、開発陣が言うには、トヨタブランドの上級モデルってのは「ドヤって」「煽る」ことこそがカーライフだと思っている低俗な大衆をターゲットにわざと下品に作っている部分があるらしい。
快適なカーライフに必要なスペック
自動車業界全体が巨大なカルテルで、低俗なトヨタの上級モデルに煽られたくないなら、400万円以上払って必要十分なスペックのクルマでハッピーなカーライフを手に入れろということなのかもしれない。レクサスNXのベースモデルはこのブランドでは本体価格400万円台で買える唯一の「必要十分なスペック」のモデルだ。レクサスやメルセデス、BMW、アウディなどでも、コンパクトカーサイズで130ps程度しか出ないモデルでは追い越し車線で餌食になる。
2世代にわたってロングセラーと続けるMAZDAのCX-5は、2.5Lガソリンと2.2Lディーゼルの中間加速は素晴らしく、ガラの悪いトヨタ車に絡まれることもまずない。もう3年くらいCX-5に乗っているが煽られた経験は1度もない。ちょっと小賢しく走っていると、レヴォーグ、BRZなどのスバル勢やオデッセイ、ストリームのホンダ勢、あるいはドイツ車が後ろから追撃してきたりすることはしばしばあるが、とにかく中間加速に余裕があるので無理なく引き離すことができる。