ドイツ車の残念な点
MAZDAは欧州車のようなクルマを作り続けているけども、それでも日本のユーザーの「輸入車を所有するロマン」を満たすのは難しいだろう。好みは人それぞれだから、ドイツ車への憧れを持つことを否定なんてするつもりは毛頭ない。10年くらいブログを書いてきてドイツ車好きな人々から、日本車(MAZDA車)を卑下するコメントを多数頂いたが、その際にはブログのポリシーとして日本メーカーとドイツメーカーのレベルの違いを説明して揶揄したことは何度もあったが・・・。
VWゴルフはドライビングカーとしての完成度は高いが、元々は5代目ゴルフを開発する際に、フォード(MAZDA)の技術をパクったことで知られている。そんな経緯があった上で、欧州COTYではゴルフVとMAZDAアクセラが同じ点数で並んだことで話題になった。VWゴルフは実際に乗ってみてすごくよかったし、オススメできるモデルだけども、MAZDAからわざわざ乗り換えるクルマではない。ゴルフGTIやゴルフRの高出力&機動力にカネを払うというならわかるが・・・。
笑顔になれない輸入ブランド
同じように日本市場で多く見かけるメルセデスは、M&Aで横置きエンジンモデルに使っている三菱シャシーを接収して設計されている。同じくBMWの横置きやMINIもホンダシャシーを同じような手法でゲットして使っている。その辺の事情に疎い輸入車ユーザーからもらった無礼なコメントに、これらの事実を突きつけ強烈なカウンターを返していたので、すっかり「輸入車を所有するロマン(笑)」なブログと思われているけど、私自身は輸入車も好きだ。
それでも10年前と比べて輸入ブランドには「身近さ」がなくなりつつある。新車価格はどんどん上がっていて、ドイツ人ってどんなに金持ちなんだ!?と思ってしまう。ドイツもイギリスもフランスも日本と比べてそこまで平均所得が高いわけではない。よって日本には入ってこないリーズナブルなグレードの欧州車がたくさんあるわけだ。ドイツのユーザーが手頃に選んでいるモデルを日本にも持ってきてくれないと、日本市場ではMAZDAと比較する土俵にも上げられない。