オシャレじゃなきゃクルマじゃない・・・
成城石井、Q’s伊勢丹を使う層にとってはCR-V、RAV4の500万円という価格は大きな問題ではないだろう。駅ビルの駐車場ではMINIクロスオーバー、フィアット600、シトロエン・ベルランゴ、ルノー・カングー、ルノー・キャプチャーなど、月の販売台数が100台くらいの輸入車が全部見れる感じだ。暇と金を持て余したアラフィフ女性の多くは、ピストルズ、ジャム、ダムド、U2によって洗練されたセンスを持つため、役員が全員還暦オッサンの日本メーカー車など視界に入らない。
人工甘味料、着色料、保存料の表示に目を光らす意識高いユーザーは、アルコール摂取も極力減らしスコッチ規格(3年以上熟成)かシャンパーニュしか飲まない。近所のロピアにも幾つかのシングルモルトとモエシャン、ヴーヴくらいならあるけど、箱入りで欲しいなら成城石井に行った方だいい。モノの良し悪しに煩いユーザーは、愛車にもクオリティを求めるから、日本メーカーだとレクサス、スバル、MAZDAを選びがちだ。CR-VやRAV4こそが世界最高峰のHEVのはずだけど、どうしてもクオリティを追求する姿勢のブランドで選んでしまう。
お金は余っているようだ・・・
もちろん全てのユーザーがポリシー通りに消費行動をするわけではないし、今日も玉ねぎを買いにロピアに行ったら、BMW2シリーズグランクーペ、メルセデスA35AMGが出庫してきた。どちらも男性ユーザーで現行モデルであった。ロピアで賢く買い物するけど、クルマに700万円以上かける高所得者も一定数いる。ロピアからよく出てくるヴォクシーやセレナも現行モデルが多く、乗り出しで400万円を超えるので、CR-VやRAV4に乗り換えも経済的には問題ないだろう。
2026年のCR-VとRAV4の激突は、かつてのカローラ・サニー戦争ほどの話題にはならないだろうが、ヴォクシー・ステップワゴン、シエンタ・フリードで常に比較されてきたトヨタ・ホンダのファミリーカー対決がSUVに広がった。もしかしたら格安スーパー・高級スーパーを問わない万能SUVが、消費者の壁を壊して行くかもしれない。本当はロピアに行きたいけど見栄を張って駅ビルに行くMAZDAユーザー(こだわり強そう)が、輸入車に囲まれてちょっぴり満足する光景が一変するかも。