モーターファンの復活第5号から始まった「ROAD TEST」という連載が、今回(第6号)もいい感じでエグさを発揮しています。前回は日産の2車種「ノートe-POWER」と「セレナ・プロパイロット」だったのですが、引退世代がメインユーザーのノートと、ファミリー層しかターゲットにしていないセレナを相手にシャシーがどうだとか、サスがどうだとかパッケージングにケチを付けてますけど、メインユーザーにとっては全くどうでもいい話。ようするにそれらのクルマをまず買う事はないクルマ好き向けの雑誌で、「日本車はやっぱりまだまだだ!!」とか書いておけば読者は満足するという非生産的な図式・・・。ったく日本のジジイはしょうもないなー。
ついでに言っておくと、ノートe-POWERは同クラスの輸入車の代表格であるVWポロと比べても、エンジンマウント、防音吸音、加速性能、衝突安全性能などなど、幾多の部分で上回っているクルマなんですけどね(ポロが2009年設計のポンコツってこともあるけど)。そしてセレナもBMW2erグランドツアラーに比べたらやはりNVHからしてレベルが違う!!日本車5ナンバーミニバンで最も高品質という評判を得るくらいの実力ですから、欧州でもミニバンが最近にわかに流行し始めたようですが、現状では日本勢の圧勝といっていいくらい。ルノー・カングーなども安くてよく走りますけども、仕立ての緻密さという点でも、これまで台数をたくさん出してきて、トヨタ、ホンダ、日産がガチンコで競争してきた日本のミニバンの方がよく出来ています。
そんな競争を勝ち抜いたセレナのシャシーってミニバン基準で考えれば決して悪くないし、むしろこの次元でミニバンが仕立てられる日産がスゲー!!って話なんですけども、プロパイロットの搭載でカーメディアでも注目を集めた結果、幾人かのライターが「FMCでもシャシーが刷新されていないのが残念!!もう古臭い・・・」みたいなテキトーなコトを書いてました。一体どんなクルマと比べちゃった結果の暴論なんでしょうか!?
どう頑張ったところでファミリーカーでしかないノートとセレナに対して全く同じ、まるで判を押したように「シャシー性能をもっと向上させるべき!!」と結んだ「思考停止」な還暦ライターの手抜き仕事!?「ドイツの安全思想を見習え」っていうスタンスもウゼー。ドイツ車なんて北米じゃ品質は最低(日韓よりずっと下)で、衝突安全基準で選ぶと候補車が出て来ないくらいダメダメなんですけどね。そもそもドイツ自動車業界の不始末で世界中のメーカーがどれだけ迷惑しているかわかってんのかい!?
さて今回(第6号)では、スバル・インプレッサとホンダ・フリードがテストされています。担当するライターは同じ老害。しかもこの方は自宅用のクルマをスマート(三菱ベースの旧世代)からGLAに変えたみたいなことを他の座談会コーナーで暴露しておられます。「30過ぎの息子さんにもベンツに乗らせてあげたい」みたいな素晴らしい事を仰ってますけど、同席のT平T輝氏には「GLAはメルセデスではない・・・」とKYなツッコミを入れてもらいたかった(笑)。プライベートでどんなクルマ乗っていてもそれは全くの勝手であって、私がとやかく言うことではないですけどねー。GLAを選んだセンスの持ち主が、ホンダの傑作プチバン「フリード」にケチを付けるのは見てられないなー。
まずメルセデスのA、B、GLA、CLAといったFFモデルですが、180に使われるアホみたいにデチューンされたベースエンジンが悲し過ぎる。さらにアクセルペダルがユルユルで気持ちが悪い。ミッションも中速域ではフラフラするし、動きだしのDCT特有の不味さもVWやPSAよりもヒドいくらい。・・・などなど、ほぼ「嫌がらせ」としか思えない内容なんですけどねー。ノートe-powerなら0-100km/hは8秒前後、フリードHVは11秒程度らしいですが、GLA180はフリードHVよりも遅いんじゃないの!? もう一つこのGLAには伝説があって、このクルマをベースに日産が徹底的に弱点を補強したインフィニティQ30というクルマが欧州では販売されています。実際に乗ったことはないのですが、某評論家の現地レビューによるとベース車がGLAとは思わないくらいに素晴らしい乗り心地!!って絶賛してました。
とにかくメルセデスのFF系モデルは私のクソブログでも全くと言っていいほど相手にしていないモデルです。試してはいるんですが、あまりに興味が無さ過ぎて全くオススメできない!!Aクラスの299万円という価格ですら納得できない・・・つーか150万円でも要らない。おそらくここ5年に発売された白いナンバーのクルマの中ではほぼ最低ランク。これに乗っている自動車評論家なんて絶対にいない!!いやいちゃいけない!!って思ってましたが、大御所が乗ってんのかよ・・・。
このレビューを読んで、フリードの開発者とユーザーは何を思うのか!?「GLA選ぶオッサンに言われたくないわー」「このオッサンはミニバンのことたぶん何も分ってねーな」「フリードは衝突安全基準で現行のVWゴルフに圧勝したんだぞ!!輸入車びいきのクソ評論家にだけは絶対にイジられたくないわー」・・・。
レビューの締めには「ホンダは走り込みが足りない」と根拠も無しに断定してやがります。「ポルシェやメルセデスのように走り込め」みたいなことをハッキリと書いてますけども、散々走り込んだ結果があのメルセデスのFF系の完成度だったなら意味ないって・・・。フリードの方がよっぽど良いクルマじゃないですか!?このオッサンはそろそろ弾圧していかないとどんどん日本のクルマ文化が歪められてしまうなーと思いますね・・・。
問題の動画↓ BMWのB47(最高出力点4400rpm)・マツダSKY-D(最高出力点4500rpm)
「BMWのディーゼルは5400rpmまでキレイに回る」という迷言を残しておられます。
4400rpmを大きく越えるとエンジン壊れちゃいますよ・・・。
老害は「ポルシェみたいに止まる!!」とほざいていますが、
某テストで100km/hフルブレーキで40mを切っているのはアテンザXDの方なんですけどね。
必死にタイヤのせいにしていますが、
ウェットブレーキの性能をみればBMWとマツダの技術差は歴然じゃん。