シビックの日本発売。しかもバリバリの北米スペック1.5Lターボ、180psで堂々の登場。こういうクルマが欲しかったんだろ!!素直に喜びなさい!!どうもカーメディアにはツンデレなオッサンライターがたくさんいて『あーでもない、こ〜でもない』と具体性に乏しい不満をひねり出してます。いい歳して女みたいなジェラー・・・これは鳥肌ものの気持ち悪さなんですけども、どちらさんもシビックが発売されて、いよいよ日本にもスポーツセダンの市場が復活する!!ことをそれなりに歓迎しているようです。
『(嬉しいけどさ・・・)絶対日本では売れないよー!!いいのー!?』みたいな、微かな恋心が芽生えちゃっている還暦オッサンライター達(キモい・・・)。何を血迷ったか『月に10000台も売れたら僕は坊主になります!!』とか意味わかんねーって!!シビックには何もカンケーないじゃん(変態かよ・・・)。『(試乗を終えて)いいクルマなのは間違いないけど、絶対にこの車じゃなきゃ嫌だ!!というフィールではない・・・』これって一体どこに向けてのコメントなんだよ!!現行のメルセデス、BMW、アウディ、レクサスに『絶対にこれ!!』と思えるクルマなんてありますか!?あるのか〜!?ないよねー!!・・・・ふふふ、あるんです!!あと一年以内には発売しますよ!!たぶん!?
シビックにはツンデレだった還暦オッサンライターが全員一致で大絶賛しそうな『BMW2シリーズグランクーペ』。映像で見る限りだと2シリーズクーペよりも80~100mm程度はボデーが伸びていて、全高は変化なしなようで、2シリーズクーペ、3シリーズリムジンの両者よりもスポーツセダンとして美しいスタイリングになってます。やっぱりBMWにこだわって欲しいのは『スタイリング』ですね。やっぱり『寸詰り』感があるとどうも手が出なくなる。
『走り』に関しては心配してないですよ!?このメーカーのクーペ系に関しては(全部試したわけじゃないけど)ほぼハズレがない!! あくまでクーペ系です。どっかの日本メーカーのヒット車をパクった2シーターオープン『スポーツカーもどき』は全然よくなかった。あれは完全にブランドの黒歴史ですねー。まず車体技術ナシ!!風が巻き込むし!!そしてさらに最低なのが、設計上無理に『低重心』になってしまった関係で、ユニット周辺とギアボックスなどフロント周辺があまりに重すぎて重量バランスに致命的なダメージを与えてます。そこから無理矢理に前後50vs50(FRだからこれを確保しないとスリップしちゃうよー)に設定するも、まともなトラクション確保を目指した結果、あのサイズなのにベース車の3シリーズ並みに重くなるという失態。これでよく製品化したな!?というレベル。間違ってもホンダの某FRマシンと比べちゃダメだよー(BMW完全終了の危機)。
ただしクーペを作らせればさすがですね!!420iでも220iでもいいんだけどさ、とにかくフラット感がブランドの他のモデルと比べても際立っていて、『路面に吸い付く!!』とドヤ顔で言えるくらいの走りが存分に味わえます。でもこのせっかくの乗り味が、『固すぎる』というクソみたいな理由から敬遠されることもあるみたいです。最近のBMWはよりソフトな乗り味を追求していて、1シリーズ、3シリーズの非Mスポが日本向けのスタンダードになっているみたいです。ソフト系はハンドルをちょっと抉れば上屋がユサユサして、BMWって結構重心高いよな!?という新たな発見と、不快な突き上げはカットされてる!!『進化したなー』という素直な感想が出てくるとは思いますが・・・これならわざわざBMWじゃなくてもいいのでは!?
動画の走りを見ても『足回り』を再び硬くして登場するようですね(E90系Mスポの再来!?あれは野蛮すぎだろ)。『2シリーズグランクーぺ』の投入の狙いは、アメリカ市場では好き勝手にセダン市場が荒らされて、低コストなはずの日本車や韓国車(シビック、セントラ、MAZDA3、エラントラ)が200psくらいを軽く発揮していて、スポーティな乗り味で320iの前に立ちはだかってますけど、この目障りな『ハエ』を根こそぎ追っ払うこと!! ややこしいことに、3シリーズはDセグなのに対して、この4台はCセグなので、価格差はそれなりにあるのですが、スポーツスペックになると22000~26000ドルくらいとなり、320i(33000ドル)と価格面でもそれほど大きな差がない上に、スペック面では互角以上になる。生意気!!
そしてさらにやっかいなのが同じくCセグベースのFFモデルで211psのエンジンを積んで、約30000ドルで売られているメルセデスCLA250。これが北米ではなかなか売上が好調みたいで、BMWのお株が奪われている!!BMWもいよいよ30000ドル程度で直4ターボ(180ps)で勝負する2シリーズを投入して局面打開を図る狙いがあるんじゃないでしょうか!? 現行の北米向けはM240iのみで33000ドルですが、4ドア&4気筒でライバルとの距離を縮めて、スペックと価格を抑えるようです。
BMWやメルセデスが、ホンダ、日産、ヒュンダイ相手にムキなるなんてブランドの安売りみたいで嫌!!という意見もあるかもしれないですが、これは単なる大衆車市場ではなく、30000ドルというプレミアムブランドの価格帯にじわじわと接近して、スペック面でも露骨に喧嘩を売ってきた大衆ブランドに対して、BMWのプライドと格の違いを見せつけるのが『2シリーズグランクーぺ』の使命だと思われます(欧州専用機で終わるとは思えない!!)。『やっぱりBMWはすげーな!!』とため息を漏らすようなクルマを期待したいですね!!日本市場でも350万円くらいの戦略価格でシビックとガチンコ勝負してほしいですね。
徳大寺有恒の「輸入車はコレ買いなさい」 (2004年上半期編) (ビッグマンスペシャル―ベスト・カーガイド)