『ID-BUZZ』 は最強トヨタミニバンへの秘策!?
グローバルで1000万台売ったとか、気の遠くなる数字でメーカーの規模・実力が測られてますけども、そんなことは正直どーでもいいよ。問題なのは、日本市場の普通車シェアが40~50%という異常な高水準でトヨタに握られたままなこと。気がつけば(トヨタ主導の談合?で)Bセグのコンパクトカーが当たり前に200万円超えの金額で売られるようになっている。果たしてこの国の自動車市場に『健全な競争』は存在しているのでしょうか!? 自動車価格の上昇分は、自動車メーカーを退職された方の年金の財源になっているのだから仕方がない・・・なんかまともに国産の新車を買うのがアホ臭くなってきましたよ。
もっと風通しの良いビジネスをしている輸入車ブランドに、このカチコチの市場にデカい風穴を開けて欲しいですね。本物の『黒船』は来ないのか!? しかし現状は色々厳しいですね。フォードの撤退は『日本市場は異常過ぎる』とのメッセージ以外の何物でもないです。GMも日本市場向けで潜在能力が高そうなオペルを、とうとうPSAに売却してしまったので、もはや大きな変化は望めないでしょう。VW、ルノー、PSA、フィアットの欧州4大小型車グループもサプライヤー関係の問題なのか、日本市場に大量に投入するのに及び腰のようですけど・・・。トヨタの機嫌を損ねたら、すぐに廃業の危機なの!?
トヨタ系列サプライヤーとの関係を気にせずに日本にガツガツ侵攻できるのはやはりVWだけか!? 現行ゴルフを2013年に発売した時は、トヨタの牙城を突き破る構えを見せてましたし、実際にゴルフ7は月に2000台前後が売れて、どこのシェアを囓ったか!?と言えば、明らかにプリウスでした。日本市場でも北米と同じ1.8Lモデルをベースにしていたら、もっと違った展開があったんじゃないか!?と思いますが・・・。
『ジェッタ』が日本に来たらアウディシェアがしぼむ!?(だろうね)
北米では『ゴルフ』1.8Lターボ(170ps)が19895ドル、『シビックハッチバック』1.5Lターボ(174ps)が19900ドルで拮抗しています。どちらも北米カーアンドドライバー誌が毎年認定する10ベストカーに現在選ばれています(Cセグハッチはこの2台だけ)。現地生産のシビックに対して、メキシコ生産(NAFTA圏内)の地の利を生かしたVWが、米国のアンチ日本車票を取り込んでいます。ナチス協力企業という十字架を背負ってかの地で勝負し続けるのは色々困難だと思いますが・・・。
数年前に起こったVWの排ガス問題に際しても、明らかにユダヤ人と思われる名前のライター達がよってたかってVW批判本を書いてました。ナチスが『概念』として記憶以上に大きな存在(伝説)となった現代では、いくらでもプロパガンダのネタで蒸し返されます。某大統領も『カナーンの地』にご執心のようですし。1950年代に北米市場で大成功した初の北米域外メーカーはVWだったはず。その時にヒットして、T型フォードを累計生産台数で追い抜かしたクルマこそが、ヒトラー&ポルシェのビートルだったのに・・・まだ記憶が残っている1950年代の方が市場はずっと寛容であったのかもしれません。
そんなVWですが本気を出せば、寄居工場及び、英国で生産されるシビック265万円/280万円、あるいはほぼ同じ車格と価格帯に収まるプリウスを相手に『仕掛ける』ことはできるはずです。シビックセダンと同等に大きいボデーの北米主力のジェッタがありますし、搭載できるエンジンのレパートリーも豊富です。現状の1.2L&1.4Lはどうやら廃止されそうですが、新たにラインナップされている1.0L、1.5L、1.6L、1.8L、2.0LのEA211&EA888型エンジンを組み合わせれば、トヨタやホンダよりもフレキシブルなラインナップ展開が可能なはず。新型ポロGTIに採用されたのはなんと2.0LターボのEA888。これで300万円くらいなら大人気のシビックtypeRや、400万円が予告されたGRMNヤリスを押しのけて2018年最良のドライバーズカーになれるかも。
2018年最大の期待を背負った『POLO-GTI』
さらにVWグループの強みは、アウディをはじめとしたグループ内の開発プロジェクトがいくつもあること。特に欧州市場で存在感を発揮していて伸び悩むVWのシェアをグループ内で回収しているのが、チェコのシュコダとスペインのセアト。SUV/クロスオーバーの出遅れがきになるVWですが、シュコダからはすでに「コディアック」「ファビア」「イエティ」「カロク」の4モデルが登場。ルノーがルーマニアのダキアをSUVブランドとして成長させているのに習って、東欧チェコのエキゾチックなクロスオーバーブランドといった佇まいになっています。
シュコダのSUVの中でもMQBを使っている「カロク」は、セアトの「アテカ」の移植版ですが、これをそのままVWに移植したと思われる『T-ROC』が9月に公開されました。日本市場への投入はまだ発表されてないですけども、日本に展開していないセアト/シュコダが主導で開発したモデルが日本市場で売られることになる!? 北米、マカオ、香港、豪州、ニュージーランド、ASEANなど日本メーカーの縄張りにはなかなか近寄らない両ブランドですけども、そろそろ勇気を出して突っ込んでくればいいのに。
『T-Roc』は、CX5のような上品なデザインで日本向け!?
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