ジュネーブモーターショーに魅力的モデルが集結
昨年末の『2017東京M◯ZDAモーターショー』はマツダの2台のコンセプトカー以外に何があったっけ!?ってな感じでしたが、現在行われている欧州最大規模を誇る『2018ジュネーブモーターショー』には、ものすごい数の新型モデルが集結しているんだとか。日本でもそこそこ売れるであろう改良型アテンザや3列シートを備えたCR-Vも発表された模様です。
欧州市場で人気のクルマならとりあえずちょっとは売れる日本市場。次に新車で買う予定のクルマが無いという人も、もしかしたら気にいるモデルがあるんじゃ無いか?ってことで、日本で発売したら良さそうなモデルを5台選んでみました。とりあえず488ピスタやポルシェ・ミッションEのような貴族の乗り物は省いてあります。
第5位 レクサスUX(予想価格400万円)
【ジュネーブショー2018】レクサス、新型クロスオーバー「UX」を世界初公開 https://t.co/QSFW4gZluB
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月6日
タワマン族にアピールできるか!?
トヨタが販売を予告していた4400mm級のSUVです。既にRX(497万円〜)、NS(440万円〜)が発売されていますが、現状ではBMW・X1やメルセデスGLAが300万円〜から新古車を用意していて、都市部の潜在ユーザーの奪い合いで後手を踏んでいる模様。東京の駐車場事情はかなり悲惨で、マンションは立派だけどその脇には立体駐車場乱立のスラム的な光景が・・・タワマンの脇に解体屋!? 街のシンボルとか境界とかわかんない似たり寄ったりのスプロールな街並みが東京のポート区やビターリバー区界隈でも寒々しく広がっています(もっと真面目に都市開発した方が・・・)。
BMW、メルセデス、MINIは上手いよなー
SUVブームとはいえ、とにかく立体駐車場に入らないとダメ。それでも都心の一等地だから平凡な日本メーカー車に乗るわけにもいかない(軽自動車なんてもってのほか)。そんなユーザーの都合をBMWやメルセデスそれからMINIはうまく叶えてくれているようですが、レクサスも遅ればせながらその波に乗ろうという企画がこのレクサスUXなようです。トヨタのC-HRもタワマン住民に支持されたようですが、さらにハイレベルを求める顧客のニーズに合わせたレクサス版ですね。タワマンカーという新ジャンルができる!?
第4位 メルセデスAクラス(予想価格330万円)
新型Aクラス 英国最安値は380万円、1シリーズの58万円高 メルセデス・ベンツ – 海外ニュース | AUTOCAR JAPAN https://t.co/imqHcrzxtZ
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月6日
現行モデルは日本市場に「インパクト」を残した!!
元祖タワマンカーことメルセデスAクラスもいよいよフルモデルチェンジが迫っているようです。現行のAクラスはスタイリッシュなプロポーションに加えて、360ps&AWD(現在は381ps)というモンスター装備のA45AMGを同時発売したことで、購買力はまだまだ高い日本市場での販売のあり方に新しい潮流を生み出しました。おかげでアウディRS3、TT-RS、M2など500~800万円くらいの新しいステータスシンボルカーが一気に増えました。日本だけでなくロンドンやアムステルダムなども同じトレンドなんだと思います。
電動ターボ内臓ユニットがベースモデルにも配備されるらしい
さて新型になって何が変わったのか!?・・・わかりません。メルセデスのアナウンスによると新型Aクラスに装備されるはずの1.6L直4ターボにも、先日発売された直6ターボに付帯する電動アシスト機能が着くらしいので、DCTの不始末(微低速でエグい挙動)はかなり改善されるのでは!?(あくまで憶測ですが・・・)
第3位 トヨタ・オーリス(予想価格270万円)
New Toyota Auris revealed at Geneva https://t.co/6cdsmSudS8
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トヨタCセグは欧州の雄
日本のカーメディアに徹底的に無視されている、欧州に挑んだトヨタのCセグの歴史を受け継ぐオーリスも3世代目になります。21世紀とともに登場したトヨタの新世代商品群としてゼロクラウンやマークXが知られていますが、当時のトヨタで世界最高峰に限りなく近い技術が投入されたのが、2001年に欧州市場攻略のためのカローラハッチバックでした。当時はCセグといえばカローラ。ファミリアやシビックなどのライバルを国内市場で撃破する圧倒的な質感。さらにファミリア(MAZDA3)やシビックが人気だった欧州市場へ追撃をかけたのがハッチバック化されたカローラ(日本名カローラランクス/アレックス)でした。
2ZZ-GEを知らないク◯はクルマを語るな!!
何がすごいって、当時のエンジン技術としては世界を圧倒していたホンダVテックに対抗して、1.8L自然吸気で190ps/7600rpmという市販車レベルでは悪魔のような出力ピークを誇るユニットを投入したこと。しかし当時のカーメディアは完全無視。今考えれば、アウディ、BMW、アルファロメオと軽く超越するレベルのユニットが200万円程度のクルマに載っていたってのがすげー・・・。ちなみにこのエンジン(2ZZ-GE)はヤマハが手がけています。
ちょっとハイテク過ぎる気も・・・
欧州ではドイツなどで初代から大人気。当時は4代目ゴルフが初代フォーカスに技術レベルで完敗していて大きく販売台数を減らしていた時期ってのもあったかもしれないですが、カローラハッチバックは初代から欧州市場に定着していて、今もトヨタの欧州販売の主力として安定した販売台数を誇ります(ドイツでは日本車ナンバー1)。これだけ栄光に包まれたクルマを無視するなんて・・・確かに日本仕様と欧州仕様ではサスペンション形式を変えたりするなど、露骨なコストダウンも見られたわけですが、それは・・・も同じじゃねーか!? 新型オーリスはTNGA及びトヨタのトーションビーム廃止の方針に則り、日本向けも欧州仕様での登場が予想されます。ユニットも新開発のFF横置き用の2.0Lハイブリッドが投入される模様(レクサスUXと同じ)。GRブランドからもハイスペック版が出るのかな!?
第2位 BMWi4(予想価格700万円)
BMW i4 confirmed for production at Geneva show https://t.co/2PKf2kiXdv
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月6日
EVのデザイン上手い!!
今のところEV専用車を最もカッコよく作っているのは間違いなくBMW。テスラも日産も・・・なんか違うって感じがあるけど、i3もi8もデザインだけでユーザーのイメージが十分に膨らむモデルだったと思う。あとは運用する環境が整うかどうかの問題で、もっとロットが増えれば、価格にも柔軟性が出てくるはず。2018年現在はまだまだ時期尚早な感もあるけど、新型EV出てきました。おそらく「4」シリーズの代わりを務められる「プライベート」で「ラグジュアリー」な落とし所を探った模様。
バングル以来の衝撃
デザインは「破壊力」満点。これは良い意味でクリス・バングルの再来じゃないでしょうか!? バングル在籍時のBMWデザインはかなり批判されてましたけども、E63系6シリーズなんか非常に洗練されたデザインだったですよね。あの「お魚さん」とか「ガチャピン」とか言われていたフェイスもいい味出してた。E39系5シリーズがBMW史上最強と思えばこそ、バングルの「破壊的」なデザイン変更は受け入れがたいものでしたが、最新G系の7シリーズ、5シリーズの「脱力系」デザインでは、貯金をはたいて「人生の買い物」をしようという決断はできねーって。
i8よりも確実にお買い得になるであろうi4は、次の都市部住人の人気者になる可能性は結構あるんではないか!?
第1位 プジョー・リフター4✖️4(予想価格350万円)
リフター 4×4 コンセプト プジョー ジュネーブモーターショー 2018 – carview! – 自動車 https://t.co/zGyS2y2vXc
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月6日
商用車✖️デザイナーズコクピットは「ワクワク」が止まらない!!
カングー、3008、トゥインゴなど、販売台数は少ないながらもしっかりと「存在感」を出しているフランスメーカーの日本未導入の「切り札」的存在。PSAグループが作るカングーに対抗したスライドドアの商用車なんですけども、特に見て欲しいのはコクピットのデザイン。日本の商用車にはありえないような包まれ感があるし、飛行機だか鉄道を走らせているような感覚に浸れそうな「業務用」な雰囲気がいい!!
フランス車の常識を超えた『デフロック配備』
さらに日本市場にウケると思われるのが、「デフロック」を配備した本格的なAWDシステム。スバル(フォレスター)やスズキ(ジムニー、エスクード、SX4Sクロス)から、リーズナブルな価格の「デフロック付き」AWDがありますけども、輸入モデルになるともはやジープにも装備されていないくらい・・・。さすがは『商用車』どんな天候でも業務に支障が出ないような装備。最近では『Eデフ』とかいうポルシェやフェラーリが採用するようなハイテクを積んだAWDの時代が到来(三菱、日産、MAZDA、スバルなど)していて、スタックしてからデフロックボタンをポチ、じゃなくて、滑り出すと同時にセンサーが判断して切り替えが行われる時代なんですけども、そこにあえての「マニュアル感」を出しているのがポイント高いです。
これは日本で売れるだろ!!
もちろんわかっていらっしゃると思いますが、メルケルな某国のAWD車なんて買うもんじゃねーっすよ。あと日本のT社(縦置きは除く)とH社もダメ。失礼ですが「なんちゃって四駆」はマジでダサいですから。PSAも従来は同じカテゴリーだったのですが、この「リフター4✖️4」が日本導入されれば・・・その前に3008と5008に同じシステムを使えばいいのに。EMP2なのだから。