【初公開】新型「BMW 8シリーズ」は、タダモノではない!《動画あり》|MotorFan[モーターファン] https://t.co/dB5Z7ZXFm7
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月25日
クルマ作りを忘れた2000年代はやっと終わる!?
BMWなどの注目度の高いメーカーは、ブランド単位で語るべきなのか、個別モデル単位で語るべきなのか、どちらにせよ違和感はあるでしょうけど、2000年代以降は迫力不足な感が否めない。プロペラマークとキドニーグリルこそ付いているものの、90年代には明確に存在した技術的なアドバンテージが無くなり、プジョーやVWに追いつかれたままブランディングの惰性でここまで来た。M&Aのゲームによって某日本メーカーのFF技術と某英国メーカーのラダーフレームシャシーを手にいれて、クルマの「深化」よりも、車種を増やすことばかりに意識が行ってしまった偽りの「ブランディング」への批判は鳴り止まず・・・。そんな不毛で不遇な時代ももうそろそろ終わるらしい。
「エゴ」を見せつけろ
このドイツの名門ブランドは新たな『エゴ』を作ろうとしている。再び他のメーカーがやらないことにチャレンジしている形跡がある。それはホンダや日産のような小手先の技術革新などではなく、BMWにいくらか期待を寄せているファンに新しい「世界観」を見せる大掛かりな舞台装置がベースにある。端的に言えば「i8」と「8シリーズクーペ」。スーパースポーツではない「男性向け」2ドアビッグクーペというコンセプトは新鮮に感じる。昨年登場したレクサスLCも「日本車にもこういうクルマがとうとうできたか!!」と多くのオッサンライターを感動させていたけども、歴代6シリーズでクーペデザインを制したBMWならばもっとスケールのデカさでレベルの違いを見せつけるだろうし、ベントレー・コンチネンタルやSクラスクーペのニッチな市場も十分に破壊できると思う。
新しいマーケットは伸びている
新しい「価値」が生まれる瞬間を目撃できて、運よくクルマの買い替え時期に差し掛かっている人は、もしかしたら自身のカーライフを劇的に変えてくれる感動の瞬間を味わえるかもしれないです。BMWとしては上級モデルのテコ入れが必要と感じている。マーケット的には5〜7シリーズ、X5、X6の販売比率は1桁になっているけど、そこに注力することでブランドイメージはもっと拡大すると睨んでいるはず。BMW本流のFRシャシーは大きく分けて2つ。5〜7シリーズが使う上級向けと、南アフリカで生産するためのボトム用。今まではどちらも華がなかった・・・。
BMWの転換点
最初にハッキリさせておきたいのは、「これまでの」BMWのどこが良かったのか!? まずはスポーティな乗用車としての「フォーミュラ」に従って設計が行われていること。そして貪欲に他社の優れた機能を吸収していること。要するにクルマ好きにとっては嬉しいスポーティなパッケージで、世界のトップレベルに近い機能性を持った車が手軽に選べるブランドということです。しかしスポーティなパッケージでかつコンフォート性能を重視した機能性の終着点は・・・それってVWやトヨタ。実際には違いは結構あるのだけど、最大公約数的にVWやトヨタと同じグループ。
プラットフォーム主義の功罪
「もうどこのブランドでもいいや・・・」のグループに叩き込まれるのは、BMWにはちょっと辛い。しかし1シリーズ、3シリーズ、4シリーズ、X1といった売れ筋は、日本市場で観測する限りでは、完全にそれぞれのジャンルの「ど真ん中」に突入しています。セグメントなど細かくは理解しない一般ユーザーからしてみたら、プリウスやC-HRと同じくらいの価格のドイツブランドくらいにしか見られなくなった。あまり受け入れたくないけど、プリウスと3シリーズの乗り味に大きな差はない。これでは気楽にBMWを楽しもうにもイマイチ盛り上がらない。新古車を選べばプリウスよりも安く買えるというメリットだけで選ぶのは、クルマ好きのプライドが許さない。実際のところ日本におけるBMWの販売自体は横ばいですけど、クルマ好きが離れているのは否めない。
破壊から創造が始まる・・・
「納得できるクルマを心ゆくまで楽しむ」そのためのクルマを作って欲しいってのはユーザー側の身勝手な言い分ですけど、メーカー側にも迷いがあってそれが製品に出てしまっている。スポーティを売りにしつつも「トヨタやVWとは違う乗り味」を追求しているとアピールこそするのですが、どうも「プラットフォーム」アピール時代になってからなのか、それとも自動ブレーキ搭載などで乗り味が均質化してしまったのか?自動ブレーキより前の段階からその傾向は感じていたので、やっぱりさ・・・そろそろハッキリ言うべきじゃないですか!? 『MQB』も『TNGA』もクソだと!!
ぬるま湯はブランド力を奪う
正確には「走りにこだわる」と言いつつも「MQB』や『TNGA』に近いところに収まっているBMW、マツダ、ジャガー辺りがダメなんじゃないか。それよりも穏やかなイメージを売りにするボルボやシトロエンのユーザーにとってはむしろ『MQB』や『TNGA』の乗り味が理想かもしれない。プラットフォーム主義はメーカー都合から生まれたものだけど、高機能化された最新モデルでも価格の上昇が抑えられるからユーザーの受益も大きいとされている。ト◯タの直近の営業利益は2兆円以上。1000万台のクルマを売って、経費、開発費、設備投資を行ってなお2兆円余った。半分の1兆円はユーザーに還元してもいいんじゃないですか!?1台当たり10万円安くできる。
ジャッジメントの瞬間は迫る
完全なるビジネススキームの中で作られるクルマなんかクソだ。BMW、マツダ、ジャガーが安易に同じプラットフォーム主義を採用し、その軛を超克できないままに魅力のないクルマ作りをするなら、もう諦めてプリウス買う。3シリーズとアテンザの現行モデルは残念ながら「超克」を全く感じない。XEは意図こそ感じるが・・・完成度が足りない。なぜかクルマ好きから距離を置かれる・・・それは足元を見透かされているからじゃないか!? 「欲しくなきゃクルマじゃない」・・・ちょっとドライブに出かけて目を奪われるようなクルマと何台すれ違うだろうか!?平日なら限りなく0に近いけど、土日は、まずまずの数の輸入スポーツカーと出会う。ポルシェ、ロータス多いな。スキームさえしっかりしていれば、絶望的な市場でもファンをしっかり掴めるようだ。
【BMW8シリーズ復活】新型クーペ発売日は2018年で決定!価格やスペックとM8など最新情報 | MOBY [モビー] https://t.co/V5C4DDmfew
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月25日
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