アルピーヌ A110 新型、カタログモデルの先行予約開始へ…納車は日本が最速 https://t.co/8ZZgb1Gxzs
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年9月21日
800万円クラスの走りの質が変わる
アルピーヌA110がなんだかどエライ人気らしい。欧州市場でも日本市場でもファーストエディションが即日完売。800万円ってのは魔法の価格だなー。日本でそこそこに稼いでいるオッサンが喜んで飛び付く。メルセデスCLA45AMGもBMW・M2も、AMGやMのネームバリューというかブランド力は抜群で予想以上の人気。懸念された「ブランドの安売り」批判もあまりなかったんじゃ無いでしょうか。アメリカならばM3が66000ドルで、M4が69000ドルなので、800万円なら安売りじゃないって・・・。
価値が維持できなきゃプレミアムじゃねー
AMGやMのネームバリューである程度の下取り価格が計算できる!!っていう安心感が動機としては大きい。マセラティ・ギブリもそうだけど、なかなか買えないブランドに乗れるっていう魅力も大きい。これならば800万円でも十分にペイする。Eクラスや5シリーズをまともに定価(800万円くらい)で買うと、100万円/年を大きく超えるペースで値落ちしますけども、CL45AMGやM2なら寝落ち幅はセダンの半分以下に抑えられる。もっともEセグメントのドイツ車セダンは500万円くらいの未使用車取引価格が成立しているので、こだわりがなければ安く買うこともできますけども・・・。
旧型Z4には価格を維持する素質があった
すでに生産終了になっている旧型Z4も、その走行性能はあれだけ評判が悪かったのに、同年式の3、4、5シリーズよりも断然に下取りは高い。走りというよりもセレブなライフスタイルとの親和性が高かったという意味では名車になるのかもしれない。例えばカーセンサーをちょっと見てみると、9年落ち5万キロ走行で243万円というBMWのノーマルブランドではなかなかありえない価格をつけています。2.5L直6NAというユニットの希少性もあるとは思うのですが、あくまでベースは先代3シリーズ。E90で9年落ちだとほぼ値段がつかないことを考えると、旧型Z4と現行のM2はBMWの中でも期待の優良モデルと言えそうです。
BMW M2 Competition review: faster, sportier, purer https://t.co/j0v9MW18NA
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年9月25日
3シリーズはもう厳しいよなー
2007年に日本市場での過去最高の販売台数を記録したBMWは、その後の技術革新の立ち遅れと、日本メーカー車の予想外の健闘に直面し苦境に陥ります。中古車市場には格安のE90が出回り、ターボ化と燃費志向で新型モデルの売れ行きは悪く、下取り価格の低迷に泣いた顧客はブランドへの忠誠心を見せず、現在の捉えどころのない状況を迎えます。5年落ちの320iを欲しがる人が少ないことは、なんとなく察しがつくので、これを500万円で買って3年後に150万円。5年後はもう値段がつかない・・・。月平均で10万円以上の値落ちなら、どこの都市でも使えるようになりつつあるドイツメーカー車のカーシェアリングを利用すればいい気がする。来年は新型になるけどもセダンもワゴンも苦しいだろう。
クラウンと3シリーズでは全く立場が違う
セダンが苦しいならば、クラウンだって同じだろ!!ってまあそーなんですけども、クラウンオーナーのほとんどは経費で乗ってますから、値落ちはあんまり気にしないみたいです。とりあえずトヨタなら10年20万キロをトラブル無しで平気で走りますから、10年乗れば月5万円程度の償却で収まる計算だ。ちょっとBMWには真似できない芸当かも。結局のところ日本市場では、個人購入を主体としたセダンを製造販売することがいかに無謀か!?って話です。アメリカ市場からのブランド撤退で1世代であっさり廃止されたスズキ・キザシなどは、エンジン、シャシー、衝突安全性など、他の日本&ドイツメーカーのライバル車全てを上回るくらいに、メカとして非常に優れていたわけですが、日本市場におけるセダンの現状を考えると、復活は極めて厳しい状況です。同じくスバルのレガシィB4もそろそろ日本市場から姿を消すかも・・・。
BMWの日本ラインナップは改革が必要だ
世界トップクラスの性能を持つキザシやレガシィB4ですら生き残れないのに、BMWのセダンを日本で売り続けるなんて、よっぽどのトリックでも無い限りは無理だと思うんですよ。そろそろBMWも思い切ったことをしなければいけないですね。バッサリといくならば・・・例えば3〜7シリーズは全て撤退。X1、X2、2シリーツアクティブツアラー、新型Z4の4車種と、BMWエムとBMWアルピナだけでいいんじゃないでしょうか!? X1、X2、2シリーズATは400万円。新型Z4は600万円。これなら日本市場のユーザーもある程度は安心して買うことができる。そして800万円のM2はなんとかFRのまま残って欲しいですねー。
BMWの本当にいいクルマ
やっぱりBMWのセダンが無いと寂しい!?だって多くの人が欲しく無いと思ってるから下取り価格が下げ止まらない状況だと思うんですよ。3〜7の余計な部分を取り除いてみると、再びブランド全体が魅力的に見えてきませんか!?日本のユーザーってプライド高いですから、5シリーズや6シリーズが置かれているショールームに行って、X1や2シリーズATを買いたいってなかなか思わない。だけどX1もX2も2シリーズATも、FRのBMW車よりもはるかによくできている(ホンダ由来のシャシーを使ってますし)。400万円くらいならば本来はもっともっと売れていいくらいだ。しかしディーラーで底辺モデルを買うのが嫌なので避けてる人もいるはず。
ヒエラルキーとかもう要らないんじゃない!?
今の日本は、高度経済成長期でもバブル期でも無い。単なる超高齢社会です。この先いくら頑張ったって給料はなかなか上がらないし、税金は異常に高いし、いつ産業構造が崩壊して大規模なリストラに巻き込まれるかわかったもんじゃ無い。そんなギスギスして寒々しい日本の中だけしか走れないクルマを買うのに、バブル期からほとんど変わらない『ブランド・ヒエラルキー』とかまじでイラネーよな!!って話です。給料変わらないのに3から5、5から7へステップアップとかフツーは考えないって!!自分の環境とフィールに合った1台を選ぶだけ。
価格が崩壊してしまった・・・もうダメだ
400万円でBMW買うのがスゲー恥ずかしいから、プリウス、カムリHV、アルファード、プラド、アテンザ、レヴォーグを買っちゃうわけです。実際にレヴォーグより2シリーズATの方がハンドリングいいですよ。2シリーズATを買ってる人は運転が好きな人だと思います。だったらBMWもそれらの出来のいいモデルを気分よく買ってもらえるようにすればいいんじゃ無いかと思うわけです。BMWといったらスポーティなサルーン・・・だけど日本ではデタラメな価格設定のせいで、ブランド価値すら崩壊しかねない状態だ、誰も幸せにならない存在になってしまっている。
このままのBMWが人気になるイメージが全く無い
アメリカで530iは50000ドルくらいです。それが日本市場では844万円。先日のベストカーでは去年までの523iの日本価格を表示して598万円(現在は648万円)。北米の530iの価格も598万円でBMWは日米の価格がほぼ同じですよ!!などと読者を洗脳しようとしてましたが・・・。450万円の未使用の5シリーズではなくて、ちゃんとオプションがオーダーできる形で530iを600万円くらいの定価で売るならばいいとは思うのですけども、バカバカしい虚構と地獄の下取り価格を産むだけの不健全なブランドのままでは・・・日本での業績回復が難しいのでは。
来年のBMWの動向・・・
さて、現行のBMWで購入者の満足度がおそらく一番高いであろう「M2」は、旧型FRシャシーの廃止とともに日本から消えてしまう恐れもあります。たった1台の満足できるBMW車が廃止される・・・そんなはずはないと思うが。欧州向けには新プラットフォームを使った、2シリーズクーペと新たにM2グランクーペが予定されているようだけども、果たして次世代モデルは日本にも入って来るのだろうか。M2が廃止で代わりにトヨタが企画したZ4が日本向けに販売されるとしたら、その時は日本におけるBMWの評判はどーなってしまうのだろうか!?是非にセダン&ワゴン全部廃止くらいの躍動感とともに、新型Z4と新型M2の2台で日本市場のブランドイメージ立て直しを図ってもらいたい。
「女子専用車に乗りたがるオッサン・・・」
BMW M2グランクーペ 開発現場 2019年欧州発売 – 海外ニュース | AUTOCAR JAPAN https://t.co/zaia12F6N7
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年9月25日
最新投稿まとめブログ